2012年05月04日

販売用原画紹介2

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4月29日の「古本ゲリラ」に来ていただいた方、買ってくれた方、ありがとうございました。とても愉しかったです。
スタッフの方、出品者のみなさま、お疲れさまでした。
またやりたいですね。

そのときの模様は次回の「本棚探偵」で書く予定なので、古本者のみなさん、しばらくお待ちください。

さて、キクニイベント第二弾のお知らせです。

明日、5月5日(土)のコミティアで
みうらじゅんさんとのサイン会やります。
売り上げはすべて震災支援にします。
詳細はこちら。
http://inufun.sblo.jp/article/55265324.html

みなさんよろしくお願いします。

ということで、明日販売する原画の紹介その2です。
1)単行本2巻分の中で、数ページだけある貴重なアクションシーン(笑)。
2)オリーブ登場シーン。丁寧に線を引きました。
3)妄想、妄想、また妄想。
4)取材した写真を元に描きました。
5)手があいたので、背景も僕が描きました。
6)雑誌掲載時は見開きでしたが、原画は一枚です。

原画紹介その1はこちら。
http://inufun.sblo.jp/article/55440020.html

では明日お会いしましょう。
posted by kikuni at 23:05 | 日記

2012年04月28日

明日は古本ゲリラ

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5月5日(土)コミティアにて、みうらじゅんさんとサイン会します。
売り上げはすべて震災支援になります。
詳細はこちら。
http://inufun.sblo.jp/article/55265324.html

  ※  ※  ※

綾辻行人さんの『時計館の殺人』の装画を二枚(上・下巻)描かなければならないのだが、
『全県ラン』の連載があってどうにもならない。
一週間でこの二つの仕事をこなすのは絶対に無理。
もうこれは夜逃げするしかない。
と覚悟を決めていたら、
ビッグコミックスピリッツがゴールデンウイークのため(って、カタカナばっかり)合併号になっていた。

つまり、これがどういうことかと言うと……
天からまっさらな一週間が降って来たのである。

良かった、夜逃げしないで。


んで目出たく、この一週間『時計館』にかかっていたのであるが、
昨日の深夜に絵は完成。
ひとまず胸をなでおろしたのである(連休前に渡すという約束は守れなかったけれどね)。

さて、明日は『第一回古本ゲリラ』(一箱古本市)の日である(詳細は4月2日の日記を)。
http://inufun.sblo.jp/article/54778607.html

そこで販売する本を選ばなければならない。
適当にチョイスしていたら、一箱なんてすぐに埋まってしまった。
大きめの本が何冊かあるので、これでは明らかに数が少ない。

何か他にないかしら? と考える。
そうか……本でなくてもいいのか。

ということで、紙もの(チラシとかパンフとか)をファイル一冊分持って行くことにした(画像参照)。

古書の世界では「売り物じゃない方が値がつく」なんてこともあるけれど、
僕は商売じゃないので、十円から百円が主。
買ってくれた方全員にオマケもつける予定。

古本者のみなさま、明日はよろしく!!
posted by kikuni at 15:51 | 日記

2012年04月22日

販売用原画紹介1

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お知らせ四つ。

5月5日(土)コミティアにて、みうらじゅんさんとサイン会します。
売り上げはすべて震災支援にします。
詳細はこちら。
http://inufun.sblo.jp/article/55265324.html

4月29日(日)『第一回古本ゲリラ』(一箱古本市)に参加します。
詳細は4月2日の日記です。
http://inufun.sblo.jp/article/54778607.html

6月23日(土)目黒LIVE STATIONに出演します。
歌うのは吉田拓郎。僕以外のメンバーはプロのバンド野郎たち。詳細はまたいずれ。

8月25日(土)これにも出ます。
http://www.d-kan.net/2012/manga.html 
第一弾発表に名前は出ていませんが、多分出ます。詳細は後日。

 ※  ※  ※

というわけで、本業が何なのかよく判らなくなってきている漫画家です。
本業の漫画家として四県めに走るのは「島」です。
さて、どこの島でしょうか。
というか「本業のために走る」って……
やっぱり本業が判りません。

さて本日は、みうらさんとのサイン会で販売する原画の紹介(その1)です。

青春に妄想はつきもの。

というわけで、今回は主人公「純」の妄想シーンを並べてみました。
高校生の身近にいる女性は「女教師」。
餌食にならないはずがありません。

読み込みの段階で飛んでしまいましたが、
本物にはピンク色の下描きがたっぷり残っています。

ということで、原画紹介(その2)に続く予定です。
posted by kikuni at 17:44 | 日記

2012年04月13日

みうらじゅんさんとサイン会【チャリティ企画】

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僕の作品に『色即ぜねれいしょん』というものがあります。
これは、みうらじゅんさんの小説を漫画化し、ヤングチャンピオンで連載したものです。

その原画を販売することにしました。
僕とみうらさんが、その場でサインを入れて。

目的はチャリティです。
売り上げはすべて震災支援にします。
近くの公的機関の窓口ではまどろっこしいので、
自分の手で、被災地の役所に直に持って行く予定です。

詳細は以下です。
興味のある方は、よろしくお願いします。

『みうらじゅん・喜国雅彦、並んで描くぞ』
〜「色即ぜねれいしょん」原画即売&サイン会〜

みうらじゅん原作/喜国雅彦漫画の『色即ぜねれいしょん』の原画(注1)に、
2人でその場でサインを入れて販売します。

【会場】コミティア
    東京ビッグサイト東ホール
    マンガ家チャリティブース
    ※入場時、もしくは事前にサークルガイド『ティア
    ズマガジン』の購入が必要です。

【日時】2012年5月5日(祝/土)
    11:00〜16:00

【販売方法】
●スペースにコピー見本を展示しますので、ご希望のページをご指定ください。

●販売する原画は約300ページです(単行本二巻分の中から、描き込みの少ないページ、主要キャラがいないページは外しました)。

●販売する原画の見本例は、今後このブログでいくつか公開していきます。

●価格はページの内容によって、3〜5段階(2千円〜1万円)になる予定です。

●原画はすべて一点ものなので、希望するページが購入できないことがあります。

●販売する原画以外へのサインは行いません。ご了承ください。

●売り上げ額、寄付の結果などは、このブログで公開します。

【注1、原画について】
『色即〜』の原画には二種類あります。
主線をインクとペンで描いたもの「原画1」(画像上段左)と、それをパソコンに取り込んで仕上げしたもの「原画2」(画像上段右)です。
今回販売するのは「原画1」です。
「原画2」はプリントアウトすれば複製が可能で、
「一点もの感」がないためです。

「原画1」は仕上げ前なので、ベタ、トーン、背景、枠線などは入っていませんが、
はみ出しや汚れ、ピンク色の下描きなどはすべてそのまま残っています(画像中段、下段参照)。
下描きが残っているのは、パソコンが黒以外は読み込まない設定にしてあるためです。
下描きどおりに描いている線もあれば、完全に無視して引いている線もあります。
そういうアナログ感が満載の原稿です(笑)。


みうらさんが同人誌即売会に登場するのは初めてです。
ファンの方はこの機会にぜひどうぞ。
→みうらじゅん公式サイト http://miurajun.net/

★画像詳細
(上段左)ペン入れした原画です。
     今回販売するのは、こちらです。

(上段右)プリントアウトした原画(印刷物)です。
     「一点もの感」がないので販売しません。

(中段左)ここより以後は販売用からの部分拡大です。
     せっかく下描きしたのに、邪魔になると思って、
     ペン入れされなかった背景があったり、

(中段右)アシ君への指示があったり(背景と顔の流用)

(下段左)下描きならではの、描いてはイケナイ線が残って
     たり、

(下段右)別に描いた船との合成バレバレの絵があったりし
     ます。
 
今後、可能な限り、ここで原画画像をアップしていく予定です。
posted by kikuni at 20:52 | 日記

2012年04月05日

『全県ラン』北海道篇4

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『全県ラン』2県目、京都篇のCM動画がアップされています。
こちらです。
http://www.youtube.com/watch?v=YDJuhvtrdlo&feature=youtube_gdata_player

なぜ夜中に走っているのか?
その秘密は来週月曜日発売のスピリッツをどうぞ。

  ※  ※  ※


北海道ラン、本日は35kmからゴールまで。

★本日の画像
1)35kmでこのラン初めての坂があわられる。
  上り勾配6% しかもブリザード。
2)もう何も見えない。
3)一転、のぼりきると絶景が姿をあらわした。
4)下りは快調だが、先の方に二度目の坂が見えていて、ちょっと心が折れている。
5)山の中。ゴールは近い。
6)何もないところで42km。
posted by kikuni at 22:54 | 日記

2012年04月04日

小学一年生も、気づけば小学二十四年生

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ヘヴィメタル専門誌で、六コママンガを連載している。
四コマでなく、六コマなのは初代編集長、酒井 康さんのアイデアで、
「六コマ漫画」と「ROCK漫画」を掛けたからだ。

連載が始まったのは二十三年前。

きっかけはZIGGYのライブ後の楽屋。
ベースの戸城憲夫さんが、当時BURRN!の編集をしていた増田さんに、
「BURRN!は誌面が固いよ。キクニさんのマンガ載っけて、少し柔らかくしなよ」と進言してくれたことだ。
増田さんからは「判りました。編集長に伝えておきます」との返事をもらった。

もちろんそんな意見が通るなんて思ってなかった。
普通の社交辞令だと思ったし。
あのBURRN!にマンガが載るなんて思いもしなかったのだ(当時は本当に硬派な雑誌だったのですよ)。

だから、しばらくして酒井さんから「会いましょう」との電話が来たときは本当に心底驚いたものだ。

そして、編集部で面接(のような雑談)ののち、
僕が本当にメタル好きと判った編集長からGOサインが出たのである。

いろんなことがあった。

〆切を延ばしてもらったことは数しれず。
一番ひどかったのは(今月号でも描いたが)仕事を完全に忘れてカリブ海で遊んでいたこと。
家に帰るまでそのことに全く気づかず、留守電をオンしたらBURRN!からの録音が計19件。

一件目の「あの……本日〆切なんですが、原稿はどうなっていますか?」の伝言で、初めて自分の置かれた状況に気づいた僕。
伝言はやがて
「あと一日待ちます、とにかく連絡ください」
と、徐々に真剣な口調になり
「対応を協議します。とにかく、とにかく電話を!」
と、完全に切羽詰まった感じになり、最後の録音はこれしかありえないであろう
「落ちました……」の一言。
そして、それ以後の二日間は全く伝言なし、という状況だったのだ。

いやあ、イヤだったなあ。「カリブ海で遊んでました」と電話するのは。

BURRN!は漫画誌ではないので、代りの原稿を用意することができないのは知っていた。

はたして僕のところは真っ白なまま本になったのか?

悪いという気持ちより、興味の方が先に立って、雑誌の発売日を心待ちにしたことを覚えている。

僕のスペースには編集部が作ったネタが載っていた。

その頃僕が何度かやっていた「メタルのアルバムジャケットを並べて勝手にセリフをつける」というスタイルを使い
「キクニさんから連絡がない。ああ原稿が落ちるー!!」というネタを作り上げていたのだ。

正直面白かった。僕のネタよりも何倍も。
終わり良ければすべて良し。
急いで編集部に電話し、そのことを伝えた。

担当の幅さんが「そうですか?」と照れた声で答えてくれて、初めて許してもらえたと、安堵したものだった。

単行本化の話も何度かあった。
それを匂わせるネタも描いたことがある。

だが、色々な事情で叶わなかった。

Twitterで編集部に要望を出してくれた読者の方が何人もいる。
(BURRN!がアカウントを持っていないので、シンコー宛てに。だからというわけでもないだろうが)返事は来なかったw

もちろん僕は単行本を出したいと思っている。
どこか別のところで。
自分で言うのもナニだけれど、おもしろいネタがいっぱいあるからね。

おっと、
なんてことをつらつらと書いてきた理由がまだだった。

今月号をもって二十三年続いた連載が終わったのである。
(誌面構成が変更になり、外部ライターによる連載はすべて終了となるらしい)。

というわけで、今まで応援してくれた方、どうもありがとうございました。
Twitterで要望をRTしてくれた方、本当に嬉しかったです。

これからネタが浮かんだら、Twitterでつぶやきます。

だってまだまだヘヴィメタルは聴くし、ライブにだって行くからね。

★本日の画像
連載二回目のネタ。
七人もミュージシャンが出てくる、気合いの入りようw。
posted by kikuni at 23:46 | 日記

2012年04月02日

一箱売ります

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「センベロ古本トリオ」という三人組みがいる。
酒と古本をこよなく愛する彼らは、とある一日をその二つに費やす。

つまり
古書店に出かけ、
狩猟した獲物をあてに酒を呑み、
酒の抜ける前にまた古書店に行き、
その店の品揃いを肴に酒を飲み、
またまた古書を買い、酒を舐め、ときに居酒屋からそれを中継し、
買い、呑み、買い、呑みという至福の循環を繰り返すのである。

だからといって散財するワケではない。
なにせ、誰も拾わないような古書を愛する人たちだ。
センベロ。
つまり千円でベロベロになるという安酒が彼らの好物なのである。

メンバーは
◎とみさわ昭仁(ライター、コレクター)
◎安田理央(ライター、アダルトメディア研究家)
◎柳下毅一郎(特殊翻訳家、映画評論家)
の三人。

そんな彼らが中心となって、一箱古本市を開催するという。

題して「第一回古本ゲリラ」

なんとも愉しげなイベントではないか。

ということで、
彼らのツアーに一度参加させてもらったことのある僕も、声をかけていただき、出店することになった。
興味のある方はぜひどうぞ。

【日時】4月29日 10時〜17時
【会場】nakano f
    http://nakanof.jp/
【料金】入場無料
【出展者】(五十音順)
◎大森望(翻訳家、書評家)
◎小野島大(音楽評論家)
◎か〜ら(コレクター)
◎加藤賢崇(俳優、漫画家など)
◎川崎ぶら(ライター、編集者)
◎北原尚彦(作家)
◎小山力也(古本屋ツアー・イン・ジャパン)
◎喜国雅彦(漫画家、本棚探偵)
◎柴尾英令(ライター、ゲームデザイナー)
◎渋谷直角(ライター、漫画家)
◎常盤響(写真家、DJ)
◎とみさわ昭仁(ライター、コレクター)
◎豊崎由美(書評家)
◎春山敬(セーラーチェーンソー)
◎ベンチウォーマーズ(齋藤裕之介、島田真人、
   永井ミキジ、成田敏史、ビキニライン、堀道広)
◎目崎敬三(編集者)
◎安田理央(ライター、アダルトメディア研究家)
◎柳下毅一郎(特殊翻訳家、映画評論家)

会場では酒も売ってるという。
詳しくは、とみさわさ昭仁さんのブログでどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/pontenna/20120401/p1

もちろん僕は探偵小説関連を出品することになるだろう。

★本日の画像
1)仙花紙も何冊か出品しよう
2)こんなのはどうだろう
posted by kikuni at 21:39 | 日記

2012年04月01日

フィギュアの日の丸を観ながら

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仕事場の電話が鳴った。
ディスプレイに表示された番号はスピリッツ編集部のもの。
今日は編集部は休みなのになぜ?(僕の原稿だって遅れてないし)
と思いながらもすぐに気がついた。

そういえば、今日連絡があると言っていたっけ?
でも、まさかな……
そう思いながら受話器を取った。

その「まさか」であった。
本当に決まるとは……。

人生は判らない。
五年前に何気に始めたマラソン。
その後、いくつかの国内大会に出て、さらには海外の大会にも出て、
それに関する著作を出し、この春からはスピリッツで連載を初め……。

結果的にはその連載が決め手になったのだという。

僕らが思っている以上に「MANGA」は世界共通語だったのだ。

正式発表は月曜日。
でも、僕のブログの読者には一足先に発表したいと思う。

以下はプレス用に用意したコメントである。

  ※  ※  ※


本日、わたし喜国雅彦は、「2012年ロンドンオリンピック(出場種目:マラソン男子)にンドウ共和国代表として決定した」とのご報告を、ンドウ共和国ンドウオリンピック委員会よりいただきました。


これまで応援してくださった読者の皆様、私を心よくンドウ共和国へ送り出してくださった陸上競技関係者の皆様、

そのほか多くの方々のご支援ご協力によって、いま五輪代表としての私があります。

皆様のご厚情に心より感謝いたしますとともに、

私はンドウ共和国の代表として、同国陸上競技の発展および

「ン日親善交流」に少しでも貢献できるよう、全力で走ることをここに誓います。


以下、ンドウ陸上競技連盟専務理事/ツマカタ・ワガカ氏より頂戴したコメントです。

「喜国雅彦選手のような日本人が、ンドウ共和国のために身をささげ、

努力してくれることは、我が国にとって大いなる誇りだ。

ロンドンオリンピックでは、ぜひ4時間30分を切る大記録とともに、金メダルを我が国へもたらしてほしい。

そして『全県RUN』が日本を飛び出し、我がンドウ共和国に来てくださることを切に願っております」

★本日の画像
1)僕の持ってる地図は古いので、
  ンドウ共和国は載ってなかった(笑)。
2)ンドウ陸連の人と初めて会ったのはプーケットマラソン。
  ワガカさんと一緒に写っている画像が見つからなかった。
  おーい、あのとき写真を撮ってくれた誰か。
  月曜までにメールしてくださーい。
posted by kikuni at 00:10 | 日記

2012年03月28日

『全県ラン』北海道篇3

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『全県ラン』北海道篇の動画、ロングバージョン(3分)がアップされました。
http://www.youtube.com/watch?v=Yi4KOudtfbg

短縮版(37秒)はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=qoKaIvBtqKA


そして「北海道ラン」画像紹介の続き。
本日は30kmから34kmまで。

1)宗谷岬到着。普通はここがゴールになるはず。
  何も考えていない担当者のおかげでただの通過点に。
2)宗谷岬の土産物屋さん。
  はい、気温に注目。
  マイナス19度って(笑)。
  ここで日本最北端の証明書を買うつもりだったのだが誰もいない。
  どうやらシーズンオフのため、観光バスが来る時間しか営業していないらしい。
3)「民宿宗谷岬」でみそラーメンを食べ、冷えきった足をストーブで暖める。
  何もお願いしていないのに、お店のきれいなおねえさんが、濡れた靴に新聞を敷き、乾かしてくれていた。
4)このあたりにあるものはすべてに「日本最北端の」が枕詞としてつく。
5)宗谷岬の家並みが消えると……
6)あとはオホーツクの風にただ打たれるのみ。
  ローママラソンのときに買ったユベントス(?)の、黄色のジャケットが美しい。
  
  撮影(担当M山)
posted by kikuni at 17:16 | 日記

2012年03月21日

『全県ラン』北海道篇2

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「北海道ラン」画像紹介の続き。
本日は10kmから28kmあたり。

1)風が積もった雪を帯状の模様にして美しい。
2)宗谷湾
3)追い風のおかげで、寒かったけれど足は軽かった。
4)静かな景色だが、iPodからはヘヴィメタルがガンガン。
5)歩道がある(見えている)場所は走りやすい。
(撮影、担当M山)

ということで、詳細はスピリッツ『キクニの全県ラン』をどぞ。
posted by kikuni at 13:38 | 日記

2012年03月18日

『全県ラン』北海道篇1

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スピリッツにて『キクニの全県ラン』の連載が始まったので、
少しずつ情報などを公開していきたいと思います。

まずはTwitterの公式アカウント
『キクニの全県ラン』@ZENKENRUN

告知をしてくれるのは嬉しいけれど、
先日は酔ったあげくに、まだ出しちゃいけない情報をつぶやき、
フォロワーさんに「いいんですか?」と心配されたりしています。


さて、連載一つ目に選んだ(選ばれてしまった)県は北海道(正式には県じゃないけどw)。
テーマ「冬の日本最北端」
コース「稚内から宗谷岬」
実施日「1月24日」
天候「晴れ〜雪〜吹雪」

ということで、本日の画像は、スタートから10km地点あたり。
1)稚内空港の巨大雪だるま。
2)午前8時9分、
  稚内全日空ホテル前をスタート。
  この日の気温は零下8度。
3)天候は次第に崩れていく。
4)写真でみると何だかすごいけれど、
  ここまでくると逆に愉しい。
5)画面中央に、小さく僕。
  ここから建物がなくなり、
  吹きさらしの海沿いの道が延々と続く。

最後に動画。

担当M山が編集した動画が完成しました。
まずは予告編的なショート・バージョンから。
http://bit.ly/FOSoGj

アホやねw。
posted by kikuni at 15:06 | 日記

2012年03月12日

つくづく予想外の犬

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かのが病気になって、いやまあ大変だった。という記事を2月17日に書いた。

http://inufun.sblo.jp/archives/20120217-1.html

要約すれば、手術は順調に終わり、術後の定期検診も問題なく、
次回の検診で異常が見つからなければ、検診の間隔をあけても大丈夫でしょう。
という状況だった。

ほんの少しの不安はあったが、安心しきっていた。
元気だし、毎月検査してたんだし。
だから、以上のようなブログも書いたのだ。

でも、さすが「かの子」だ。
いつも予想外のことをしてくれる。

最終検査の一週間ほどに食べたものを戻した。
まあね、犬はたまにはこういうこともあるし。

三日前にも戻した。
急いで食べ過ぎなんだよ。かの。

二日前は食べた瞬間に戻した。
そしてそれが一日続いた。

え……。この状況……。
手術の前と同じやん!!

予約日を変更してもらい、慌てて病院に行く。
「腫瘍が復活したのでしょうか?」
「いえ、良性だったし、取ってしまえば大丈夫のはず……。そもそも原因となった幽門が、今はもうないのですから……」

そして、検査。

…………。

見事に復活していたのである。
以前と同じぐらいの大きさの腫瘍が、以前と同じ位置に……。

「でも……先月の検査では問題なかったし……。こんなに早く成長するものでしょうか?」
「犬の時間は人間の四倍ですから、四ヶ月経っていると言えますが……にしても……」

原因は判らない。ただ一つ判っているのは、専門家が「あり得ない」ということがおこったのだ。
そして僕らの心配はただ一つ。
前回「再発したら、手術は不可」と言われていたこと。

「いえ、出来ます」
「え?」
「副腎の方はダメですが、胃は大丈夫……なはずです。でも問題は……なぜ……ううむ……」
それを考えるのは、プロにおまかせし、僕らは「とにかく、よろしくお願いします」と言う他なかった。

というわけで再手術。
あり得ないことではあったが、手術自体は簡単なものだった(らしい)。
無事に終わって、翌日からは面会もオーケーとなった。

かのの怒り方は半端なかった。
見舞いに行っても目をあわさない。
呼んでも無視する。

それはまるで
「一回目は大人しく我慢したけど、二回目はもうイヤ!!」
と言ってるようだった。

おいおい、怒るな。
僕らだってイヤなんだから。

だって、もうこれで医療費の支払いもないと思っていたもの。
それが……、
とうとう大台を超え、
全部で「120」になっちゃったんだからね。

今度の手術は金額の上限に達してないので、保険会社から五割支払われるはず。
入院費は全額だ。
やっぱり……入ってて良かった、動物保険。


さて、今後の問題としては、
「再発はないのか?」ということ。

「あり得ないことが起きました。二度ないという保証はどこにも……」
かののせいで、日本の最高頭脳が困りきっている。

「そうなったら再手術は?」
「出来ないことはないですが、年齢のこともありますし………。いや、祈りましょう。再発しないように」

というわけで、人知を超えたかのの相手ができるのは、神しかいないようだ。

(補足)前回の記述を読んだ方から「そんなに高額なら、手術代が払えない人もいるのでは?」という質問をいただいた。
説明不足でした。
術前にだいたいの金額を提示してくれます。
医療費を聞いて「ではもういいです」という人もいるそうです。
医者も無理には勧めません。
「しかたありません。あなたは悪くないです」という対応をするそうです。
悲しいかな、そこが動物。
これが人間だったら(まして我が子だったら)金額で二の足を踏むことはないでしょうから。

  ※  ※  ※

一週間の入院から無事に帰ってきたかの。
明らかにまだ怒ってる。
お腹の絆創膏を貼り替える行為が、どうにもお気に召さないらしい。

★本日の画像
1)入院前のかの
2)手術翌日はずっと怒ってた。背をむけたままこちらを見ない。
3)見舞いに行っても、外を見るばかり。相変わらずこっちを見ない。
4)退院前日のかの。大学の敷地内を散歩する間もずっと「帰りたい」と鳴いている。
5)本日のかの。お腹は見せてくれない。
posted by kikuni at 10:50 | 日記

2012年03月07日

東京マラソン(その1)

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今週号のスピリッツより、連載が始まりました。
『キクニの全県ラン 走りたおすぜJAPAN!』

飽きっぽい僕。
同じ道を走るのが大嫌いな僕。
そのために、すっかり練習嫌いになった僕。

そんな僕が思いついた名案。

日本のいろんな道を走りたい。
それを漫画に描けば、仕事にもなる。
編集部のお金で旅もできるし、美味しいものも食べられる。

タイミングよく、旧知の編集M山が、図鑑の部署よりスピリッツ編集部に異動してきたので、そのナイスアイデアを持ちかけてみた。

すると……
なんとその企画が通ってしまった。

いいのか?
いや、もちろん僕はいいけどさ。

というわけで、担当M山と一回目のランに行って来た。

だが、M山が選んだその場所は……

ちゅうことで、続きはスピリッツでどうぞ。

  ※  ※  ※

そんなこんなで、今や仕事になってしまった僕のランだが、
先週は「仕事無関係、完全趣味のラン」を走った。
そう、東京マラソンだ。

去年に続いての連続当選。
初出場の去年は完走目的のランだった。
というか、人生初めてのマラソンで失敗して以後、この五年間に出場した大会はすべてそういう気持ちで臨んでいる。
「マラソンは攻めてもいいことはない」
というのが、僕の持論。
そして見つけたのが、
「20kmを超えて、そのとき余裕があれば攻める」
というもの。

これまでの好成績はすべてこれだった。
ベストタイムである4時間42分(2011東京マラソン)もこの走り方だった。

だが……
実はその大会で、ちょっぴり悔しさが残ったのである。

ベストタイムを出したにもかかわらず、
ゴールの後、少しも疲れていない自分がそこにいたのだ。

理由ははっきりしていた。
体重を11kg落として挑んだからである。

マイナス11kgというアドバンテージは、予想以上のものであった。
比喩でなく、空に飛んで行きそうになったほど、身体は軽かった。

それを活かせなかったのが悔しかった。
あのとき、もっと自分の身体を信用してやれば、4時間30分が切れたのではないか?

そんな思いで過ごしたこの一年だった。

そしてむかえた今年の東京マラソン。

愉しむ段階は終わった。
攻めてみてもいいんじゃないかと思った。
初めてマラソンに挑んだときのように、スタートから突っ走ってみようかと。
だって、あのときと違って、今の僕には経験がある。
軽くなった身体がある。
そして、一ヶ月前の「全県ラン」の信じられないコースに比べたら、東京マラソンには命の心配はないもの(一体、どんなところを走ったんや)。

というわけで、攻めた結果がこれだ。
http://p.tokyo42195.org/numberfile/36443.html

まず最初の20kmを見てもらおう。
2時間1分。
単純計算で、フルが4時間13分。
これまでのベストを30分も更新する記録だ。

結果を見ればお判りのように、そうはならなかった。

21kmから失速したのである。
20kmの計測ラインを踏んでからトイレに向かったのだが、まずここで3分ほどのロスがあった。
それは計算内である。選びに選んだトイレ、3分なんて短い方だ。

問題はそれまでギリギリで走った身体に、つかの間与えた休憩である。
再スタートの一歩目が出なかったのだ。
休んだせいで、身体が冷静になってしまったのである。

25kmのタイムは、それを表している。
それまでの5kmに比べて、6分も長い。
だがここにはトイレ休憩が含まれているので、実はそれほど遅くなったわけではない。
でも精神の緊張は、このときの数字を見て切れちゃったのである。

このあたりから、足もおかしくなってきた。
前半の無理がたたって、ふくらはぎをつるようになってしまったのだ。

30kmを目前にして、目標を変えざるを得なくなった。
4時間30分から5時間に。
だが走りながら計算してみると、それも無理だということが判った。

そこからが辛かった。
全県ランの一回目もここまで辛くはなかった。
ハードなコースだったが、そこには数字がなかったから。

人間の気持ちなんぞ一切くみとってくれない。
それが「数字」である。

5時間を切れないと判った瞬間、完全にすてばちになった。
足が痛い!! 歩きたい!!
よし、歩くぞ!!
だが、Tシャツに印刷された文字がそれを許してくれない。

「キクニの全県ラン 走りたおすぜJAPAN! スピリッツ連載中!(※)」
(※ 実際はまだ連載は始まっていなかった。今後もこのシャツが使えるようにとの大人の配慮である)

その文字を背負いながら考えた。

歩いている僕を読者が見たらなんと思うだろう。
「おいおい、アイツ『走りたおずせ』とか書いてるくせに、歩いてるじゃん」

そう、この日の僕はこのシャツのせいで、実際何人かのランナーから声をかけられてたのだ。

歩きたい気持ちとそれを許さない心。
いつしか、僕の身体は、その二者のリングになっていた。

考えたら負ける。
無になるしかない。
やることはただ一つ。
両足をつったローママラソンで覚えた逃避の方法。
「数を数える」だ。
もう何も考えず、感じず、数だけを数えるマシーンになること。
センターラインだけを見つめ、ひたすら数を重ねる。
800で1km。あと10kmだから8000。
8000を数えたらゴールできる。

あと7000。
あと6000。
あと5500。
あと5300。
あと5200。
あと5150。
あと5130……。あと……、あと………………。

それに徹したおかげで、歩かずにすんだ。
記録は5時間3分。
目標より30分も遅かった。
だが、もう一つの望みはかなった。
そう、とことん疲れきってゴールできたのだ。

数字は悪かったが得たものもある。
「やはり、攻めてはいけない」のだ。
「攻めるのはいいけど、最初からはいけない」
「攻めるのは11kmを超えてから」

この教訓は、ぜひ次回の大会に活かしたい。

だけど、東京マラソンは、
その前に「当選」という難問が待っているのだけどね。

  ※  ※  ※

という事情だった。
調子の良かった20kmまでは沿道に手も振り、ハイタッチもし、差し入れにも「ありがとう!」と言葉を返した。
チーム焼肉&ボランティア仲間の応援にも笑顔が返せた。
みんな応援ありがとう。

だが、後半はひどいものだった。
豊洲では、二組。40km地点でも一組の友人が応援をしてくれることが判っていたのだが、
そのことは完全に頭から飛んでいた。
そのときの僕は「カウントマシン」だったから。

豊洲の応援の一組は、かなりの距離を僕の名を呼びながら、追いかけてくれたという。
応援ありがとう、そして、ほんまにすんません。

もう一人は音楽フォトグラファーの松本由歌子さん。
この日の僕をブログに書いてくれた。
「インディーズ取材日記」
http://ameblo.jp/yukko-i4r/entry-11183369838.html
応援ありがとうございました。そして、ほんまにすんません。

40km地点では、夕刊フジの記事で、僕を何度も取材してくれたライター、穐田文雄さん。
こんなことまでして応援してくれていたのに。
http://www.c-player.com/ad26031/thread/1100108722268
応援ありがとうございました。そして、ほんまにほんまにすんません。

この借りは、
来年の東京マラソンで。

もちろん、当選すれば……だけど。

ということで今日は僕の事情だけ。
一緒に走った由香ちゃん、台湾の友だち、その他のあれこれは次回につづく

★本日の画像
1)スピリッツ表紙
2)まゆゆに気を取られて忘れていた。
  重要なのはこっち。
3)スタート前。
4)ゴール後。悔しさを隠してVサイン。
posted by kikuni at 00:02 | 日記

2012年02月26日

自己新を目指して

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やっぱり前夜祭はあった。
その後、場所を我が家に移して……さらに続いた。

というわけで眠い。
でも頑張る。

 ※ ※ ※

「東京マラソン」はパソコンや携帯から、
ランナーの5kmごとの位置情報を得ることができます。

僕の記録に興味のある方は、以下のサイトでどうぞ。

PC/スマホ http://p.tokyo42195.org/
携帯     http://r.tokyo42195.org/
キクニゼッケン 36443

(※)僕はGブロックなので、スタートまでに10分以上かかります。

★本日の画像
シャツの背中に新連載の告知。
連載中というのは嘘で、このあとも着られるようにとの配慮。
正しくは27日発売の号に予告が載る……のかな。

本日このデザインを見かけたら声をかけてください。
ただ、同じのを着た者が他にもいますがw
posted by kikuni at 00:09 | 日記

2012年02月25日

準備完了

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昨日はビッグサイトで行われているEXPO会場でゼッケンの受け取り。
メンツはペア当選の由香ちゃん、
台湾から出走の友人シャーホン、
そしてなぜかシンヂ。

台北在住のシャーホンはシンヂの二十年来のつきあいなのだが、
震災直後に台湾で義援金をかき集め「募金サイトは信用できん」と、友人であるシンヂに手渡しをし、シンヂがボランティアに行くきっかけを作った人なのである。
そんな彼が「東京マラソンに出場」となったら、シンヂが応援しないわけがない。
ということで彼はシャーホンを出迎えに来たのだ。
成田に……
車で……
大阪からwww。

無事に全員でエントリーをすませてから、由香ちゃんは空手に、そして僕らは飲み会へ。
「台湾から来たお客様を餃子屋さんでもてなす」というアイデアもあったのだが、さすがに却下w。
で向かったのは居酒屋はなこ。
カワイイ店員さんは全員ミニスカ、なまあし、ときにパンチラ、というナイスなお店なのである。

ここで日曜に応援してくれるボランティア仲間と合流して前夜祭。

はい、もちろん、お客さんには悦んでもらえたさ。
一番女の子が見える席に座ってもらったしね。
笑顔で「イイ店デス」を連発。

どうにか間に合った由香ちゃんも、席に着くや否や「あの子がいい」と一人の女の子を指差す。
うん、そうだよね。僕らもそういう見解に落ちついていたのさ。

いつも「前夜祭」で疲れ果て、マラソン当日に体が重い、というのが僕らの繰り返される過ちなのだが
「前々夜祭」にすることで、それを回避……といきたいところだ。

しかし、前々夜祭をやったからといって、保証はないのである……。
はたして今日、前夜祭をしないかどうかの。

★本日の画像
1)シンヂは現場から直行なので作業着のままw
2)練習不足の不安をカラ元気で飛ばそうとしている由香ちゃん
3)ゼッケン装着。
4)愛靴の友美(ともちん)
  右足にNike+、左に公式計測チップ。
5)遠足みたいな装備品。
  大人なので金額の上限はない。
posted by kikuni at 13:41 | 日記

2012年02月17日

みんなで入れば怖くない

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今日は生々しい話を書く。
単刀直入にいうと「お金」の話だ。

我が家の昨年後半の大事件といえば、飼い犬かの子の大手術だ。

詳細は由香ちゃんのブログを読んでもらうとして……
http://kunikikuni.exblog.jp/d2011-10-18/

手術は成功、以後の定期検診も今のところは問題ない。
再発の可能性が高いのは術後三ヶ月以内だというから、一安心ではある。

で、手術は良かったのだが、問題はその費用だ。

最高難度の手術を日本の最高医療機関で受けたのだから覚悟はしていた。
でも、やはり請求金額を聞いたときはビックリした。

手術代に入院費で

六十万!!

もちろん、これだけではない。

それまでに他の医者にかかっていた料金、
術後の定期検診、
来週行われる最終チェック、
早期発見の大切さを学んだので、もう一匹の犬くり丸に受けさせた犬ドックの料金、

など、それらをすべて足すと約百万になる。


まるで透明軽自動車を買っちゃったようなものだ。
もうね、笑うしかない。


僕らだけではない。
東大病院の待合室でしゃべった人は、みんなそうだ。
東大を含め、大学病院というところは、町医者から紹介されていくところ。
つまり、病の重いペットばっかりなので、必然的に治療費は高くなるのだ。

その人たちと、最初は病気の話をするのだが、最終的には医療費の話になりため息をつく、
というのがお決まりのコースだった(最高額はなんと「六百万」!!)。


だが僕らはまだマシだった。
百万のうち、実際に払ったのは(これからの分も含めて)六十五万。
三十五万は他の人が払ってくれた。

どういうことか?

そう、動物保険に加入していたのだ。
いざというときのためにと入っていたのだが、まさかそのときがくるなんて思いもしなかった。

待合室で話した人はみんな言った。
「こうなることが判っていたら入っておくのだった」

動物保険は病気にかかってしまったあとでは入れないので、診断されてからでは間に合わないのだ。

ところでなぜ、みんな動物保険に入らないのか?
理由は簡単。

保険料が高いのだ。

なぜ高いのか?
みんなが入らないからだ。

なぜみんな入らないか?
保険料が高いから。

なぜ高いのか?
みんなが入らないから。


つまり、これが世間でいうところの
「負のスパイラル」というヤツだ。


ということで、やっと結論が言える。

みんなが入れば保険料は安くなる!
安くなれば、みんなも入りやすくなる!

そうなると……

僕が払っている保険料も安くなる。
多分、きっと。

というわけで、由香ちゃんが日記の続きを書かないので、僕が代わりに書いてみた。

★本日の画像
1)ハラハラさせてくれたかの子
2)犬ドックでお腹を剃毛される前のくり丸
posted by kikuni at 12:18 | 日記

2012年02月07日

2011年最後のボラ(その3)

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この日の僕の仕事はKさん宅。
七月に日本一周少年のジュン君と壁をはがし、八月に由香ちゃんと大工さんの手伝いをしたあの家だ。
だが今日の作業は特に忘れられないものになった。
なぜならこの家、先頃ついに室内のリフォームが完了し、今日はそこに家財道具を運びこむのだという。

何もかもが破壊された地域。
少しずつ復興の手は入っているが、あの日のままに残されている家も多い。
だがしかし、とうとうそこにも、一階のリビングでくつろげる家が生まれたのだ。

嬉しくなる気持ちをおさえつつ、Kさんの家の前に立つ。

外の作業はまだ残っていて、足場もまだ組まれたままだが、家の中はピカピカだった。
いろいろな感情にもまれながら、一部屋ずつ見て行く。

あの部屋はああだった……と思い出せるところは少なかった。
それほどに、もうどこにもあのときの面影は残っていない。

これを一人で、このために北海道から移り住んだ大工さんが建てたのかと感心していたら、当人があらわれた。
「やあ昨日はどうも」と挨拶したのは、昨夜の鍋の席で一緒だったから。
仲間からはいつの間にか「棟梁」というそのまんまのあだ名をつけられている。

「予定より長くかかっちゃったけど、どうにかね」
照れながら語る棟梁の笑顔は、飲み会の自己紹介で言っていたように、確かに小泉純一郎にそっくりだった。

「初めてここに来たときは、まさかこんな景色が見られるなんて思いもしませんでした」
と、素直な感想を伝えていたら棟梁はいなくなった。
どこでもそうだが、職人さんには照れ屋の人が多いのだ。

倉庫に一時置きしていた洗濯機や電子レンジなどを運び込む。
傷一つない床にそれをつけてはならないと、誰もが慎重になる。
家財道具は多くない。ほとんどは使えなくなってしまったから。

運び出したあとの倉庫も掃除する。
そこに置かれていた棟梁の冬用のタイヤのサビも落とす。
「そんなことまでしてもらっちゃって悪いね」
と、申し訳なさそうにされるがとんでもない。
殊勲者のためなら何でもやります。
きっとみんながそんな気持ちだったことだろう(後日おとーちゃんから聞いた話では、棟梁はこの家のリフォームが完了したあとも、北海道に帰らず、この地で働き続けることを決心したようだ)。

みんなで棟梁手作りの鮭とばをいただき、この家での作業は終了となった。

立ち去り難かった。
それは今までもそうだった。
でもこれまでの「中途半端であとにするもどかしさ」ではなく「余韻を味わうために」だった。

  ※  ※  ※

午後は由香ちゃんと一緒にデイケアセンターの壁はがし。

同じ部屋で作業をするウメちゃんの本業は保母さん。
彼女が受け持つ幼児たちは、自分の先生が休日になるとハンマーを持っているなどとは知らないまま大人になるのだろうか。

そしてタイムリミットがきた。

まだ手つかずの部屋はあるが、これでひとまず年内の作業はオール終了……。
となるはずだったが、まだシンヂが予定の時間になっても帰って来ない。
M山とデブロンもだ。
彼らは別の場所で重機を使った仕事をしているのだが、きっとこの風で難儀しているのだろう。

今回のシンヂのメイン作業もまだ残っている。
今まで、道具置き場として使わせてもらっていたのはS電器さんの倉庫なのだが、そこが立て替えとなるために使えなくなった。

どうしようかと悩んでいたメンバーにシンヂが言ったのが「ウチで使てないプレハブがある。あれを持って来よか?」だった。
詳しい経緯は知らないが、それを東名駅前の空き地に置いてもいいことになり、今回シンヂはそのでかいプレハブをトラックの荷台に載せて来ているのだ。

ほんまに、こいつのやることはケタが違う、と朝の朝礼で荷台の上のプレハブを眺めていたらシンヂが笑いながら言った。

「この風がやまんかったら下ろせんなあ」
「もし、そうなったらどうなるん?」
「積んだまま、大阪に持って帰るんかなあ」
「そんなアホな」と笑ったが、そうなる可能性は大いにあった。

とにかく、それぐらいの強風が吹き続けていたのだ。
夜中から朝になるまで、そして今日一日、午後になってもずっと……。

いつもならとっくに作業終了となっている時間を過ぎて、シンヂたちが帰って来た。
すぐさま、プレハブを積んだ重機付きのトラックを所定の位置に駐車する。
シンヂは重機の操縦レバーに手をかけ、M山はプレハブの上でロープを持ってそのときを待つ。

だが風はやまない。いくら待ってもやまない。
ほんまに嵐を呼ぶ男だ。エピソードに事欠かないヤツだ。
マジでプレハブは大阪に持ちかえることになるのだろうかとみんなが心配する。

「しゃーない。強行や」
シンヂが宣言して、みんなは少し離れる。

プレハブを吊ることはできるが、そこからが進まない。
そのまま動かせばトラックにぶつかるか、プレハブが落ちる危険もある。
とにかく揺れてどうにもならないのだ。

だがシンヂはどうにかタイミングを計って、重機のアームを動かす。
みんなが祈る。

確かに危ない場面もあったが、どうにかこうにかプレハブは下ろせた。
あとは人海戦術で、傾きを直すためのブロックや鉄板を地面との隙間にねじ込み、ようやく設置は完了となった。

全員から大きな拍手がおこる。
「やるときはやる男や」とあちこちから声が飛ぶ。
「シンヂさんは判っていたけど、初めてM山さんもカッコいいと思った」
と褒めてんだか何だか判らない言葉を贈っているのは由香ちゃんだ。
そんな光景を見ながら気がついた。

シンヂを追って初めてここに立ったのは五月。それから何度も来たけれど、実際に一緒に作業をしたのは(たこ焼き屋台を除いて)これが初めてだったと。
そしてそれが叶ったのが、年内最後の日の、一番最後の作業だったとは……。

ふと気がついたら風が止まっていた。
あれだけ治まらなかった風が、作業が終わった瞬間に完全に。
まあそういう運を持っているのである。シンヂという男は。

それはともかく、彼を讃えねばならない。近寄って声をかける。
「さすがにプロやな。見事やったわ」
「まあな、あんなでかい物を吊ったんは初めてやったけどな」
「え?」
「そやけど、やったことないとは言えんでしょ。あの状況で、みんなが見つめる中で」
「え?」
「平気な顔してたけど、実は心臓バクバク」
「え?」
「まあでも良かった。さ、風呂行きましょ」
いい話をいいままで終わらせないヤツ。
いやな話もいやなままで終わらせないヤツ。
そんな男のあとを、呆れながら、そして笑いながら、追う僕であった。

★本日の画像
1)七月のKさん宅
2)八月のKさん宅
3)感動のリフォーム
4)美しい
5)デイケアセンターでの作業は、2012年もまだ続く
6)トラックの上のプレハブの上のM山
7)強風の中、少しずつ下ろす
8)設置完了。
  みんなでシンヂ(白長靴)を讃える
posted by kikuni at 21:23 | 日記

2012年02月03日

2011年最後のボラ(その2)

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家族全員(二人+二匹)で向かったのは、ここのところずっと作業に関わっているデイケアセンター。

今年の〈アウトドア義援隊〉の活動は、明日の日曜で最後となるので、本日はそこで親睦会が行われているのだ。
到着したときは宴もたけなわ。周囲が暗い中、ここだけ光に溢れている。
センターの周りは、今日の作業で運び出された、材木や断熱材で囲まれていたけれど。

中に入ると、この半年で知り合ったメンバーが勢揃いだ。
名前だけは知っているが、会うのは初めての人もたくさんだ。
少し遅れて、講演会を観に来てくれていた四人。
さらに遅れて、他の場所で作業をしていたシンヂやかよちゃん、M山も現れて賑やかになる。

鍋を前にすると、会話が弾むのが日本人だ。
今まで何度も一緒に作業をしながら訊かなかったことにまで踏み込んだりもする。
一番は年齢だ(女性にそれを訊くのは失礼だし、男のそれには興味がないからね)。
山形の森の中で鳥の生態調査をしているアミーゴが、自分と同い年だと判った由香ちゃんは、同世代マンガ話で盛り上がっているし、
陶芸家のフッセーは自分の母親が僕と同じなのが判ってからは、僕のことを「ダディー」と呼び始めてうっとおしい。

鍋をつつくのはメンバーだけではない。ボランティアを通じて知り合った地元の人たちも何人もいる。
そのうちの一人が語ってくれた。
「私はあなたたちが好きだ。あなたたちは作業だけでなく、こういう交流の場を作ってくれるから」
いろいろな団体がこの地にボランティアに来ている。けれど、団体によっては「被災地では笑顔を見せるな」と言われているところもあるらしい。
「そんなところに気を遣われるよりも、明るくやってくれた方が、こっちも気が楽なんだけどね。その点、あなたたちは実に元気だ。だからこっちも『よし、負けないぞ』という気になるんだよ」

嬉しい言葉だった。
それに関しては何度も自問した。
この地で笑ったことはたくさんある。でもそれをブログに書いてもいいのだろうかと。
結局は書いた。「マスコミから伝わってこないもの。自分が体験したことをそのまま書く」というのが、動機の一つにあったから。

別の人が酔って言う。
「あななたちが帰ると淋しくなるんだよ。もうね、作業はいいから、酒だけ飲みに来てよ。これからクリスマス、そして正月。賑やかな方がいいじゃない」
それを聞いておとーちゃんが答える。
「大丈夫。作業もやるけど飲みにも来るから。美味い酒持って、クリスマスも正月だって。な、みんな!」
一斉に拍手がおこる。

このグループのいいところは、まさにそこにあると僕も思った。
他のところだったら、僕もこんなに通ってなかったかもしれない。
そんな雰囲気を作り上げた理由の一つにはきっと「関西弁」がある。
このグループには、関西在住、そして関西出身のメンバーが何人もいるのだが、そのくだけた口調が、初めての人との距離をぐっと近づけてくれる。

僕の前にいるシンヂとM山も関西弁だ。
その二人が何かの自慢をしあってる。
「お前とちゃうわ。俺のおかげや」
うん、いくらでも自慢していい。
君たちがいなかったら、僕はこの人たちと知り合いになることもなかったのだから。

  ※ ※ ※

朝の六時半には寝袋をたたみ始めるメンバーたち。
酒を飲んでも寝坊をする者はいない。それも含めての自己責任。だから若くない僕は早めに寝た。

だが昨夜は、夜中に何度も目が覚めた。
地震かと思うほどの強風で建物が揺れ続けたから。
他の人はそれでもぐっすりだ。
こういう言い方はナニだが、ちょっと神経の太い人が多いのだ。
中でもすごいのはシンヂ。
新品のモンベルの寝袋の耐寒性を試すために、わざわざベランダで寝たと言う。
「さすが暖かかったですわ。そやけどあの風で木が倒れてきそうで、部屋に入ったけど」
もう本当に元気すぎて困ってしまう。

そのときは笑い話ですんだ。
だが思いもしなかった。
その風が最後の最後に、またシンヂ(と僕ら)を困らせてしまうことになるとは……。

★本日の画像
1)鍋と笑い声で、とても暖かい部屋。実際はこの倍以上
  の人がいた。
2)喧噪の中、ケージで静かに寝るウチの犬。
3)半円の虹が出た朝。画面の右にも虹は続くが、携帯だ
  とこれが限界。
  とこのように、空は綺麗だが、実際はとんでもない風
  が吹きまくっている。
  
posted by kikuni at 21:37 | 日記

2012年02月01日

2011年最後のボラ(その1)

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おっといけない、年末年始のいろいろにかまけて、12月のボランティア記事を書くのを忘れていた。
ということで、二ヶ月遅れのボラ日記。

  ※  ※  ※

震災後、多くの作家や漫画家がいろいろ活動した。
新作の印税をまるまる寄付する、なんて人もたくさんいた。
僕にはとてもそんな真似はできないが、本業で何かできるならそれに越したことはないと、その機会をうかがっていた。

そんなとき由香ちゃんがネットで見つけたのがこれだった。
「僕らの漫画」http://charicomi.blogspot.com/
サイトに書かれた挨拶文を紹介しよう。

>「自分たち漫画家にも、なにかできないか」
>「応援イラストを描き下ろすだけじゃ物足りない」
>「やはり自分たちは漫画を描くしかない」
>「急がなくていい。支援は長期戦になる」
>「じっくり読切を描いて沢山の読者に届けよう」

このアイデアがいいなと思ったのは、最後の二つ。
つまり「支援は長期戦」「じっくり読み切りを描いて」の部分。
早速由香ちゃんと二人で参加表明をした。

以後、集まった作品は、八月、十月、一月と、三回に分けてネット上にアップされ、購入者は有料でそれをダウンロード。必要経費を除いた収益は義援金として寄付されることになっている(五月には同人誌&商業出版も予定)。

由香ちゃんの作品『くりかのこちゃん』は八月に、
僕の『日本一の花植え男』は十月に、それぞれアップされた。
そんな谷間の九月のある日、「僕らの漫画」を実務でバックアップしてくれている小学館の編集M田さんからメールが届いた。

>12月に仙台で行われる「コミックフェスタin東北」から「僕らの漫画」に講演会の依頼が来ています。ご出演いただけないでしょうか?

講演会!
詳細を訊かなくても、もちろんオーケーだ。少しでも宣伝になるなら考えるまでもない。しかも場所もいいではないか。

仙台!
僕がボランティアに行ってるのは同じ宮城の東松島だ。しかも講演会の会場は「東北芸術工科大学(山形)」の仙台スクールだという。

東北芸術工科大学!
五月に初めてその名を知ったのは、ボランティア先で知り合った仲間に、そこを卒業した者が何人もいたからだ。

すぐに彼らに通知した。〈君らの母校で(キャンパスは違うけど)、講演会をやることになりました〉。
彼らからは〈愉しみです〉とすぐに返事がきた。〈翌日はみんなでボラですね。時期的に年内最後になるかもしれません。もう一頑張りしましょう〉とのエールもついて。
もちろんそのつもりだ。それもあっての講演会の即返だったのだ。

最終的に会場は「仙台国際センター」に変更になり、
彼らの母校で、とはならなかったが、講演会は成功だった(と客席にいた由香ちゃんが言ってくれた)。

その日、12月3日。
同じステージに立ったのは信濃川日出雄さんと三宅乱丈さん。司会進行は小学館のM田さんが努めてくれた。
打ち合わせがなかったのにも関わらず(その時間、牛タンを食べるのに忙しかった)、壇上での僕らのチームワークは完璧だった(と思う)。
これもまた、ボラが繋いだ出会いの一つだ。

客席にはボラ仲間が四人。うち三人(ハヤサカ隊長、ナルちゃん(旧名デブロンゲ)、フッセー)が芸工大出身者。
目の前に知った顔がいるだけで緊張感は解けるので本当にありがたかった。
しかも、僕のせいで彼らのボラの時間を奪ってしまったことにもなるので、少しでも愉しんでもらえるように心がけることにもなったし。

気になったのは、会場中央のセーラー服の女生徒の一団。
彼女たちは横一列に並び、僕らが何か言うたびに、一斉にペンを動かし、発言をすべてノートにメモ書きしていた。

嬉しくもあったが、それを見ているうちに「あのノートに下品な文字を書いてもらいたい」というおっさん根性がムラムラとわき起こってしまい、つい「僕は足フェチで……」なんてことを発言してしまう。
彼女たちはもちろんそれも書いたと思う。
だってペンが動いていたもの。

もう一つ嬉しかったのは、仙台の出版社、荒蝦夷(あらえみし)の代表である土方さんにお会いできたこと。
お土産と同時に「いつでも、仙台の古書店を案内しますので」という嬉しい申し出もいただいた。

そう、五度目の宮城で初めての仙台。
モンベルの仙台店も見ることができたし、その地で初めての牛タンも美味しくいただいたが、古書店はまだ未体験。
土方さんによると「キクニさん向けのすごくいい店がある」とのことなのだ。

荒蝦夷も土方さん自身も被災をし、
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1070/20120116_01.htm
これまでずっと大変な状況にあったというのに、なんとありがたいことであろうか。

ということで、みなさん荒蝦夷の出版物をどうかよろしく。
http://homepage2.nifty.com/araemishi/

そんなこんなも含めて、どうやら宮城との繋がりは、まだまだ深くなりそうな気配である。

うちの犬も偉かった。
講演会や食事の間、ずっとデパートの地下駐車場の車の中でおとなしくしていてくれたのだから。

それに比べて問題は小学館のM山だ。
僕の元担当、そして春に予定されている新連載の担当でありながらーーこの日は宮城にいたにも関わらずーー担当作家の講演会より、ボランティアをチョイスしたのだから。

まあそれもいい。
その分いつも以上に働いたようだし。

そして、一家全員(人間二人+犬二匹)で向かうのは東松島。
明日はボラが待っている。

★本日の画像
1)「コミックフェスティバルin東北」の展示ブースでの
  「僕らの漫画」
  左が喜国、右が国樹の作品。
2)人気漫画家(笑)
3)お土産にいただいた荒蝦夷の出版物。
  左は『宮城縣郷土かるた』(昭和24年の復刻版)
 「と/遠く海こえ 松島かきが 嫁にゆきます アメリ
  カへ」
 「れ/れんせい第一 菖蒲田、野蒜(のびる)夏は泳ぎ
  で 日をくらそ」
  など、今の僕には馴染みの深い地名もいろいろ出てく
  る。
  右は『盛岡文士劇 役者になった作家たち』(道又
  力編)
  登場する作家は、浅田次郎、北方謙三、高橋克彦など
  など。
posted by kikuni at 13:47 | 日記

2012年01月26日

描くことは多いが、描かれることには慣れていない

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春から某誌で始まる週刊連載のために、二泊三日で某所に取材旅行に行ってきた。
あまりにもハード&おもろい出来事に、途中で何度も「なう」とつぶやきたくなるところをじっと我慢。
「なう」が自分にとって、どれぐらいモチ上げになっているかを知ったが、誌面での発表が先だろうと自重した。
さて、第一話のネームをどうしようかな……。
なんてところも含めつつ、詳細の発表はもう少しお待ちください。

  ※  ※  ※

ボランティアで知り合った成瀬君はイラストレーターであり、カメラマンであり、3DCGパースもしたりする才能豊かな男である。

イラストレーターは世にたくさんいる(広義でいえば僕もそうだ)が、何でも描けるという人はそうそういない。
人物が得意な画家はロケットなんか苦手だし、昆虫や魚が好きな人は建物のパースはちょっと……というのが普通なのだ。

だが、ナルちゃんは何でも描ける。
ほんまに何でも来い!! だ。

興味のある方はこちらをどうぞ。
「山屋」
http://www.yamaya-syouten.com/index.html

彼は仕事もこなすし(現在、四百点のイラストを制作中)、それと同じかそれ以上に、ボランティア活動にも熱心だ。
震災以来、週末はほとんど被災地にいる、といっても大げさではないだろう。
でもきっと本人は「そんなことないですよ」と否定するだろうから、「月に三週末」と控えめに言っておく。

そんな彼がボランティア仲間の似顔絵を某所にアップし始めた。
もちろん趣味で。

一般的な似顔絵というのは、特徴を誇張するもの。
場合によっては「そこさえ描いておけば。あとは間違ってても似る」なんてこともある。
だがそれほどの特徴は、描かれる本人からすれば「好きじゃないところ」だったりすることが多い。
小さい頃にいじめられたり、コンプレックスだったりと。

だから僕は友人(特に女性)の似顔絵はあまり描きたくない。
イヤだと思われたらイヤだから。
そういう意味では、政治家とかタレントの似顔絵を描いている方が楽である。
その人にどう思われようおかまいなしだし、間違っても僕の絵なんかを見ることもないだろうし。

でも、ナルちゃんは絶対的なその特徴を描かないのだ。
そこを描かずに似顔絵を描くのだ。
褒め言葉として、こう言ったことがある。
「俺、悪意のない似顔絵って描けんわあ」

彼の返事はこうだった。
「え、どういう意味ですか?」


彼は素だったのである。
ほんとうに、根っからの、善人だったのである。


★本日の画像
1)シンヂ
第一弾として、この絵がアップされたとき
「おっさんをここまで可愛く描くか!?」と、
同性愛疑惑がもたれたナルちゃんであったww。
2)僕と由香ちゃん
由香ちゃんは可愛くていいのだが(ごめんよバカ夫で)、
僕は爽やかすぎちゃうかとw。
「もっと脂っぽく」「鼻の穴も描いて」「唇はぶ厚く」と修正を求めたのだが、
悪意がない彼は、応じてくれないのであったww。
posted by kikuni at 12:46 | 日記