2013年02月15日

石巻ライブ(その1)

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「Play Da' 魂!」愉しかった。
音楽って素晴らしい! と思えた一日。
ではレポートを……
と思ったけれど、年末の石巻ライブのことを書いていなかった。
というわけで、まずそちらから。

  ※  ※  ※

12月27日深夜、由香ちゃんとドラムのKoREDSを乗せて、石巻へと出発(他のメンバーはベースのYUKIの車で別移動)。
車の中のBGMはこの日のためにチョイスしたロックが百曲。
その一曲、一曲のイントロが流れるたびにKoREDSが叫ぶ。

「このバンド大好きなんすよ! 語っていいすか!」
「わーーこの曲、初めて聞いたのは、函館のレコード屋でー」
「うわー、このバンドはよく対バンで一緒でー」

石巻に着くまで延々それが続く。
こんなに音楽の話をガッツリしたのは久しぶりのことで、すごく嬉しかった。

彼は音楽で食べているから、仕事の話になると愉しいことばかりではないけれど、この夜は二人して普通のロックファン。ただのロック兄ちゃんとよくいるロック親父の二人旅(由香ちゃんはずーっと寝ていた)。
もうね、石巻までの道のりの早かったこと近かったこと。

このあとライブの終了まで、予定がつまっているから、どこかのサービスエリアで少し仮眠をとって……なんてことも考えていたけれど、そんなことはすっかり忘れて話し込んでしまった。
もう若くはない。
この日のライブは大丈夫か? ステージ上で寝てしまったりしないか?

そんな心配をよそに、朝の十時に石巻に到着。
この夜の小屋「 La Strada」の近くのパーキングに車を入れる。

この街に来たのは、これで三度め。
初めて来たのは震災二ヶ月後のこと。関西の外国人芸人、ダイアン吉日さんの運転手役として、避難所となっていた学校の体育館を慰問で回った。
二度目は昨年の九月、『全県ラン』の取材で、この通りをマラソンで走った。

この通りだけを見ると、震災の影響は感じない。
どころか、ちゃんと生きているように見える。
今は不況で、日本のあちこちの商店街がシャッター通りと化しているけれど、それに比べても、賑やかに感じるほどに。

だが、ここから東に数分歩くと海。様相は一変する。
あの日のままに残されたビルと、何もなくなって土がむき出しになった土地が交互に現れる。

石巻は初めてだというKoREDSに僕が知っている状況を説明する。
駅前で仮面ライダーの像に喜んでいた彼の顔は暗くなる。
ロックを熱く語れるのは純粋の証し、
そういうヤツにはショックも大きいのである。

「これでもね、以前に比べれば良くなったんだ」と背中を押しつつ川をわたる。目の前にあるのは「石ノ森萬画館」。ここもやはり震災で甚大な被害を受けたのだけれど、11月に再オープンしたばかり。

KoREDSが落ち込んだままではライブに影響が出る。バンドの要はドラムだからね。
というわけで「石ノ森先生、彼を元気にしてください」と祈りつつ館内へ。

受付には003コスが似合う素敵なお姉さん。
KoREDSはどうか判らないが、少なくとも僕と、可愛い女の子が好きな由香ちゃんは元気になった。 
(続く)
「Play Da' 魂!」の記事はいつになるのか

★本日の画像
1)駅前の003。つい、太ももをつんつん(12年9月撮影)
2)「 La Strada」の前でKoREDSと。以前の店は津波に流されたので、和菓子屋さんの二階で営業中。
3)海沿いの通り、以前は流された船がこの道をふさいでいた。(12年9月撮影)
4)中州に立つ「石ノ森萬画館」。(12年9月撮影)
5)「石ノ森萬画館」入り口。由香ちゃんの横に立つのはご当地ヒーローの「シージェッター海斗(かいと)」。震災で流出したが、その後瓦礫の中から見つかった。
posted by kikuni at 16:15 | 日記