2011年04月10日

町山智浩氏と再会

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土曜日は由香ちゃんと川越へ。
春の小雨の中、小江戸を散策しにーー
行ったワケではなく、

映画評論家、町山智浩さんがナビゲートする「未公開映画祭」を鑑賞するためと、
オープニング・イベントである、町山さんのトークライブを聴くためである。

現在、若い映画ファンの間では、間違いなく一、二の人気を誇る町山さんだが、
彼がかつて、宝島社で編集者をしていた時代には、僕は何度か一緒に仕事をさせてもらったことがあるのだ。

でも彼の本質に気づくことはなかった。
編集者は裏方だからね。

その後「映画秘宝」で、彼の本当の力を知り、
住んだ者にしか判らない〈ナマのアメリカ〉文化の紹介に驚き、
『映画の見方がわかる本』などの評論集では、大いに感心し、
この十年の間、僕にとって「今、話がしたい人No1」の存在だったのだ。

なのに、なぜか会えなかった。
日本には当然、共通の知り合いも多く、
アメリカに住む友人までもが、町山さんと交流があるというのに、だ。


運命の悪戯に終わりがきたきっかけはTwitterだった。
川越で前記のイベントがあると知ったのだ。

川越か……。
ジョギングで何度も通った街だ。
決して近くはないが(走れば二時間かかる)、
渋谷とか新宿に比べれば、他のライバルたちより、まだいくらか僕に利が有る。
そう決心した僕は、ちょっと頑張った。
その結果、整理券の配布には目出たく一番乗りとなり、
トークショーを最前列で聴く幸運を手にしたのだ。


というわけで、念願の再会が果たせた。
質問タイムには、二度ほど手を挙げ、絡むこともできた。
やはり再会を悦んでくれた町山さんが、他のお客さんに僕の紹介をしてくれたので、
ファンの人から「三丁目防衛軍好きでした」なんて言葉をもらったりもした。並んで、おしっこをしながら。


なつかしい時間はアッと言う間だった。
「今度はもっとゆっくりした場所で」との約束も交わし、有意義な一日は終わった。



で済めば、万々歳だったのだが、
実は残念なことが一つあったと告白しよう。

トークショーの後半は、現在公開中のコーエン兄弟の作品『トゥルー・グリット』についてだった。
なので、Twitter上では「必ず観ておいて下さい」との告知もあった。

町山さんの評論はその作品に関連する作品名がバンバン登場する。
『トゥルー・グリット』では、以下の作品名が上がった。
『華麗なる週末』
『大いなる勇者』
『ロング・ライダーズ』
『奴らを高く吊るせ』
『アウトロー』
『ローハイド』(テレビ映画)
これに、コーエン兄弟の他の作品『ファーゴ』と『ノー・カントリー』
そして、リメイク前の作品である『勇気ある追跡』。

僕だって映画好きを自認している。
だからもちろん、これらの作品は全部観ている(他にもあったはずだが、それもだ)。
観ただけでなく、『ローハイド』と『勇気ある追跡』以外は、すべてDVDで所持している。
だから話の内容は、よーく判った。
誰よりも判ったはずだ。
自惚れて言うならば、一番優秀な観客だっただろうと断言してもいい。

これであと一つ、





肝心の『トゥルー・グリット』さえ観ていれば……。

町山さんのHP http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/
川越スカラ座  http://k-scalaza.com/index.html

★本日の画像
1)町山さんのとてもおもしろい新刊『トラウマ映画館』(集英社)。
  ここで紹介された映画で、僕が確実に観たと記憶しているのはたったの三本。
  こうやって、観られない映画を紹介されることぐらい拷問なことはない。
  横のディスクは、紹介された一本『妖精たちの森』
2)別の日に撮影した川越名物「時の鐘」
  川越スカラ座はこのすぐ近く。
3)川越の街道では、本屋さんだってこの趣。
posted by kikuni at 20:36 | 日記