2016年05月02日

ロックバンドのジャケ画

クラウド・ファンディングによる資金調達が成功して、ロックバンド「RE-ARISE」(リアライズ)がセカンドアルバムのレコーディングに入ったのは2月だった。
https://www.muevo.jp/campaigns/282

そして僕はそのアルバムのジャケ画を担当するという栄誉ある任を受けていたので、伊豆のレコーディング現場に見学にも行った。

ロックバンドのジャケを頼まれたら、とりあえずスカルモチーフで考えるようにしている。
今まで描いたのだと、こんなのだ。

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女の子四人組みのバンド「Moth In Lilac」(モス・イン・ライラック)の7曲入りミニアルバム。

ジャケットは両A面仕様でもう片面は、国樹由香が担当した。

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だが、RE-ARISEの美しく荘厳な音にスカルは似合わない。
伊豆で聴かせてもらった新曲もまさにそういうものだった。

スカルがダメだったら、ロックなお姉ちゃんだ。
OUTRAGEやGARGOYLEなどが参加したアルバム、JAPANESE HEAVY METAL TORIBUTE「魂」(スピリット)ではこういう絵を描いた。

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裏はこんな。

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でも、RE-ARISEの真摯で雄大な音にはこれも似合わない。

ううむ。どうしよう。

そういえばRE-ARISEのメンバーには、あの映画のファンがたくさんいる。
レコーディングの現場にもモチ上げのために、いくつかグッズが持ち込まれていたではないか。

ということで、こんなのを考えてみた。

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僕的にはなかなか気に入ったのだが、
「モロじゃないか」
「ハッキリ言って、これってパクリですよね?」
「多摩美出身のヤツはみんなそうなんか!」
と、国を挙げての巨大プロジェクトにミソをつけた某後輩デザイナーの名前まで出しての言われようだった。

ボーカルのDIOKENからは、
「ハン・ソゴとパンキ姫の配置はオッケーですが、ダースシンと、ソーサクカルリジアンが逆ですね」
なんてどーでもいいことまで言われた。

かるりじあん?

あのパーマのヤツってそんな名前だったっけ?
まあ、そんなことも知らないヤツが、あの映画をモチーフにすること自体が間違いではあったので、この案は捨て、違うものを考えることにした。

次に閃いたアイデア第二弾はこれ。

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嵐の到来を予感させる黒雲をバックに、岸壁の上に立つメンバーのシルエットでカッコ良く決めてみた。
何だか海外でも受けそうな気さえするデザインではないか。
高らかに笑いながら堂々と提出してみたら、意外や意外、こんな反応が返ってきた。
「RE-ARISEにツインテールはいない」
「スカートおかしくね?」
「そもそもなぜ四人? 三人ならまだしも いや三人もおかしいけど」

散々であった。
最後のだけ弁解させてもらうと、実は左端は二人羽織をしているのでちゃんと五人いるんだけどね。
ということで、またまたやり直しとなった。

もう面倒なので、いつもの絵柄でいつものキクニを描いてみた。

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やっとメンバーには喜こんでもらえた。
なんだ、青い鳥は一番近くにいたんじゃないか。

ところが今度は外野からツッコミが入る。
「ニーソを履いてない」
「ニーソよりタイツがいい」
「細すぎる。もっと太めが好き」
「おかずクラブのゆいPが最高」

ええい、自分の好みを言うんでない!

このアイデアは自分からポイだ。
こんな絵はいつでも描ける。
どうせなら、今しか描けない絵が描きたい!

ということで、いきなりエンピツを持たずに、RE-ARISEのキーワードを並べてみることにした。

構成が複雑でテクニシャン揃いのRE-ARISEの曲はプログレを思い起こさせる。
プログレで思い出すのは、YESなどで有名なイラストレーターのロジャー・ディーン。

もちろんあんなにファンタジックには描けないけど、テイストは取り入れたい。
そこで、まずノートに【プログレっぽい広がりのある風景画】と記してみた。
うむ、いいんじゃないか。

さて次だ。
そこに僕なりの【RE-ARISEの正のイメージ】を加える。

正を際立たせるためには負も必要だ。なので【色味はマッドマックス】で行くことにした。


これで基本はだいたい決まったが、僕の本業は漫画家。
漫画家にはサービス精神が大切。
ということで、ここからトッピングを加えていくことにする

まず【メンバーが五人だから、何かを五つ並べて、それを表す】
いいぞいいぞ。

DOIKENが好きな【DIOのジャケットテイストを少々振りかける】
いいやんいいやん。

ギターのPUNKYやその他のメンバーも好きな【あの映画みたいに、なんかデカイ物を浮かばせたい】
やっぱりあの映画かい! 元に戻っとるやないか! と言うなかれ。
一番最初に浮かんだイメージには意味があるはずだから、どこかに引用したいのよ。

そしてだね。絵の中には生き物が必要。
いるといないでは絵の印象がまったく違うものになる。
ということで【薄布をまとった中性っぽい人物を配置する】
髪の毛はパンちゃんが好きな【金髪】だ。

ということで列挙するとこうだ。
【プログレっぽい広がりのある風景画】
【RE-ARISEの正のイメージ】
【色味はマッドマックス】
【何かを五つ並べて、メンバーを表す】
【ロニーのジャケットテイストを少々】
【あの映画みたいにデカイ物を浮かばせたい】
【薄布をまとった中性っぽい人物(金髪)を配置】

決まった!
バッチリだ!
さ、描くぞ!
しばし発表を待て!
よろしくね!

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posted by kikuni at 07:11 | 日記

2016年04月13日

たーか(田中)さんがいなかったら、僕の人生はどうなっていただろう。

これまで何度も言ったり書いたりしたので、ご存じの方も多いでしょうが、
僕は「ひと間違い」でデビューした。

ある日のこと、小学館の編集者が「4コマを描かないか?」と僕に依頼をしてきた。
その手には、大学の漫研仲間と作った同人誌がある(もちろん僕の作品も載っている)。
青春漫画が描きたくて、それまでずっとヤングジャンプに持ち込みをしていた僕。
4コマなんか無理と思いながら、原稿料欲しさに無茶な申し出に乗った。
たった6ページ。一度限り。4コマのルールは全部無視してやりたい放題やった。
そうしたら予想外に受けてしまい、掲載後、一度に二誌から連載依頼が舞い込んだ。

申し出は飛び上がるほど嬉しかったけれど、ギャグなんか、ましてや4コマなんか、描ける自信がありませんと一度は断ったが、
押しに弱いので、両方とも受けることになった(それが「傷だらけの天使たち」と「麻雀まんが王」)

人生が変わってしまった瞬間だ。
なに、これ?
それまでの五年間の持ち込みは何だったん?
あの大量のボツネームは何だったん?

何かのおりに、そのきっかけとなった編集者に問うてみた。
「あのとき、なぜ僕に4コマを描けと思ったんですか?」

そうしたら彼は、誇らしくあの同人誌(当時、彼はいつもそれを持ち歩いていた)を開き『ゴスケどん』というタイトルのページを示しながらこう言った。
「そりゃ、これが面白かったからですよ。今度これを焼き直して載せましょうよ」
「うん、これは確かに面白いよね。でも他人の作品だから許可をもらわないと……」

「はい?」

固まる編集者。

「まさか……」

固まる新人漫画家。

「それ、僕の作品じゃないよ」

「え?」

「だって、名前も違うじゃないですか」

「あ……え…… じゃキクニくんの作品は……どれ?」

「これですよ。このつまんないヤツ」
「あ、本当につまらない!」
「……」

人生は何がおこるか判らない。

山口百恵が友人のオーディションのつきそいに行ってデビューしてしまったのは、僕らの世代には有名な話だけど、まさか自分の身にそんなことがおこるとは……。

その『ゴスケどん』を描いたのは同学年のたーか(田中)さん。
さんづけで呼んでいたのは年齢は一つ上だったから

彼は漫画家になろうとは思っておらず、
卒業後はスポーツ関係のイベント会社に就職し、
その後、広告代理店に転職して今に至る。

飲みの席ではいつも面白い話をしてくれた。
普通の話も、語り口でとんでもなく面白くする才能を持っていた。
実際にあった話や、誰も観ないような映画の話、漫画のアイデアなど。

あの話を聞きたいと、同じ話を何回もリクエストするのだけど、そのたびにどこかしらの細部が増えていて、必ず前よりも大笑いできた。

僕やしりあがり寿は「それ描いていいか?」とネタの取り合いをすることもしばしばあったのだが、紙上で再現してみると、彼の話ほどは面白くならないので、いつも悔しい思いをした。


そんな彼が、昨日の深夜に亡くなった。

食道ガン。
去年の夏、大手術をして一度は生還を果たしたけれど、今年になって転移しているのが発見され再入院をしていたのだ。

僕が由香ちゃんと見舞いに行った時はもう食事ができず、ガリガリ君だけどうにか食べられる状態だった。

もう一度会えると信じていたから、想い出話はしなかった。
僕のデビューエピソードも仲間の間では手垢のついた話だからしなかった。
「僕が今あるのは、たーかさんのおかげだよ」とひとこと言いたかったけれど、
お別れの言葉っぽいから言えなかった。



でも言うべきときが来てしまった。
「僕が今あるのは、たーかさんのおかげだよ」

もう一回言っておく。
「本当にたーかさんのおかげだよ」



次回からの飲み会は寂しくなる。
元祖「すべらない話」男がいないからね。
みんなで頑張って、たーかさんの穴を埋めるよ。
僕が話すことは決めてある。あれだよ。
『いつも温厚なたーかさんが、人生で唯一怒ったとき』

あれは大学祭のときだった。
僕らは営業が終了した漫研の模擬店にいた……。
posted by kikuni at 13:51 | 日記

2015年07月03日

TwitterとInstagram

こんにちは。キクニです。
一年以上、このブログがほったらかしになっています。

理由は明白。
TwitterなどのSNSが楽すぎて、ついついそっちで情報更新をしちゃってるからです。

そして、今後もこの状況は続くと思われます。
ということで、そっちのアドレスを貼っておきますので、
そちらをチェックしてくれたら嬉しいです。

【Twitter】喜国雅彦&国樹由香
世にも珍しい夫婦共有アカウントです。
https://twitter.com/kunikikuni

【Instagram】喜国雅彦&国樹由香
こちらも共通アカウントですが、投稿しているのは由香ちゃんだけです。
こちらも毎日更新しています。
https://instagram.com/kunikikuni/

【漫画家描き夫婦の他愛ない日記】
由香ちゃんのブログです。
まとめ日記と僕の新刊情報があります。
http://kunikikuni.exblog.jp/

どうもすみません。
ではよろしくお願いします。
posted by kikuni at 03:42 | 日記

2014年05月22日

「マサ拓Z」ワンマンライブ!

わお、仕事やイベントでおたおたしてたら、ワンマンがもう明後日に迫っとる。
てなわけで、今回、ちんたら書いている暇がありません。
とにかく、土曜日は「マサ拓Z」のワンマンライブでおます。

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5月24日(土)八王子X.Y.Z.→A 開場18:30
 開演19:30
ミュージックチャージ2000円(+飲食代1000円)
http://www.livebarxyz.com/schedule/2014/05/z.html

どぞ、よろしく!



と簡潔に締めたいところでしたが、緊急事態が起こってしまいました。

まずサックスのMAKOちゃんが、個人的な事情でバンド活動をしばらくお休みすることになりました。
拓郎にはサックスが印象的な曲が何曲かあるので、大打撃です。

でもウチにはスーパー・キーボーディスト(本業はベーシストやけどね)のYUKKOがいるので、どうにかしてくれに違いありません。
左でキーボードのリズム刻んで、右手でサックスの音色を出してとかそういうことを、きっとやってくれるはずです。

と思っていたら、なんと今度は、リードギタリストのパンちゃんが月曜日に緊急入院となってしまったのです。

あわわわわわわ。
大事なことにはなっていないようなのでパンちゃんの身体は一安心なのですが、
ライブには出られなくなりました。

ええっ、マサ拓はどーなんの?

僕は、漫画家なので、こういう展開は初めてで、もうどうしていいか判りまへん。

ところが、ぎっちょん。
我らがバンマスであるYUKIは言い放ったのです。
「助っ人を探す」

探すって、今から!?
もうライブまで一週間切ってるしー

僕としてはもう待つしかありません。
最悪のことを考えて、ギターの練習をしておいた方がいいかしら?
ホコリをかぶったそれを引っ張り出してみたけれど、押さえる指が痛くて一曲だって弾いていられない。
てか間違い。
今のを「弾いた」なんて言ったら、世界中のギタリストから石を投げられてしまいます。
正しくは「弦を振動させてみた」。
もちろんステージで披露できるものではありません。

再び「あわわわわ」と狼狽える状況に。

そんなときYUKIから連絡が。
「見つかったよ〜ん。さすがに一人で全曲覚えるのは大変だろうから、二人つかまえた」

おおおおお!
こんな状況で頼むYUKIもすごいが、
受けた二人もすごい。

そして名前を聞いたらもっとすごかった。

吉永GOKI邦春
(Legacy Of The Soul/尼ヘイレン/exMARINO/exSEXUAL)
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根本狂平(exDEVILS)
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おおおおお、Jメタル!
あとでこれを聞いたコレッズ君が思わず叫んださ。
「この二人にYUKIさんを加えたら、俺が読んでたころのロッキンfじゃないかあああ」

というわけで、拓郎とは全く結びつかないこの二人が、一体どんなプレイを聴かせてくれるのでしょうか!? 

それを確かめに、土曜日は八王子においでませ!!
posted by kikuni at 13:14 | 日記

2014年05月12日

トークライブお知らせ

【5月18日(日)阿佐ヶ谷ロフトでトークライブやります。
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/date/2014/05/18

こんな内容のイベントになるかしら。

1トーク
子どもの頃の話や、デビューのきっかけ、そして僕の作品についてしゃべらせてもらう予定です(山上たつひこさん原作の『冷馬記』はどうやって作られているか、とか)。


2スライドショー
ボランティア関係、VOWっぽいもの、僕の探偵小説コレクションなんかを映す予定です。


3オークション
石巻の石ノ森萬画館の支援のため、いくつか出品します。原画とか色紙とかを予定しています。


4アコースティックライブ
トークだけでは寂しいので、歌も歌っちゃおうかと。
ちゅうことで、いつもマサ拓Zでギターを弾いてもらってるパンちゃん(志村"punky"広司/RE-ARISE)をゲストに呼んじゃいました。
そしたらなんと、RE-ARISEのドラマー赤間慎ちゃん(RE-ARISE)も鳴り物を叩いてくれることに。
こりゃ心強いでっせ。
さーて、何を歌おうかしら。
うん。翌週の土曜日が「マサ拓Z」のワンマンなので、
http://www.livebarxyz.com/schedule/2014/05/z.html
告知の意味も含めて一曲は吉田拓郎やっちゃおう。


5プレゼント
双葉社の担当Hさんが編集部で眠っていた検印紙(『本棚探偵の冒険』の初版奥付に貼ったもの)を発掘してくれました。ということで来ていただいた方に一枚づつプレゼント。ただの小さい紙1枚ですが、古書マニアには人気だったりする謎の紙ですw
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6サイン会
当日、僕の著書をお持ちいただければ、サインさせていただきます。

   ※  ※  ※

くしくもこの日は二つ隣の西荻窪で「アコギdeメタル」なんておもろそうなライブがあります。
(深澤 AKI : Vo/DIOKEN : Vo/齋藤 亮 : G)。
http://www.wood-corp.com/terra/

幸いこっちは昼、あっちは夜。なので、あちらにお出かけ予定の方もちょいと早めに家を出て、まずこちらにおいでませ。
ではではよろしくお願いします。
posted by kikuni at 15:16 | 日記

2014年04月15日

『本棚探偵 最後の挨拶』発売

『本棚探偵最後の挨拶』が16日(一部地域は18日)に発売になります。

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今回の函の色は紫。
書店で見つかられなかった人はこちら
http://www.amazon.co.jp/dp/4575306266

ということで、内容紹介!!
(その1)
年末恒例の日下三蔵邸の本の片付け。
ホームズ研究家の北原尚彦さんと共に参加した探偵だったが、例年以上の絶望的な量の本に打ちのめされる。
だが、日下さんは不敵な笑みを浮かべ、勝利宣言を告げる! その驚愕の根拠とは!?
「ゴジラ対キングギドラ」

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日下邸の本! ここを掻き分けて行く。

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さあ、この奥はどうなっている!?

(その2)
「リーでーす」
「ダネイでーす」
「二人合わせてバーナービー・ロスでーす!」
探偵が迷い込んだパワレル・ワールドでは、なんとエラリー・クイーンが漫才師になっていた!
「もう一つの世界」

(その3)
小学四年生で出会った、乱歩の『怪奇四十面相』。
小林少年が百科事典に化けるシーンが今でも脳裏に焼き付いている。
はたしてあれは可能なのか! よし今こそ試してみよう。
40年以上の時を経て、大真面目にやってみた!
「四十二年後からの使者」

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こんな感じに作って……

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蛇腹に折り畳み可能!

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さて身体に装着して本棚に入ってみます。結果は本で!

(その4)
「蒐めた本は墓場まで持っていけない! 」
ある日そのことに気づいた探偵は、トランク一つに納まるようにコレクションの厳選を開始した。
死出の旅の友に間違いがあってはならない。悩んだあげく、探偵が二人に別れて議論を始めた。
「トランク一つで死にたい」

(その5)
講談社のPR誌に連載された『暗黒館の殺人』(綾辻行人)。
その連載分を綴じて私家版を作ってみた。
接着材はどうする? 紙は何をつかう?
これを読めば疑問はすべて解決。あなたにも私家版は作れる!
「私家版暗黒館」

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本は自分でも作れるのだ!

(その6)
只見にある漫画図書館「青虫」。昭和漫画館の名にふさわしく、そこには〈あの頃のマンガ〉が山のようにあり、実際に手に取って読める夢の場所だ。盟友北原尚彦氏を誘って出かけた探偵が感動の再会をはたした一冊とは!?
「三たび只見へ」

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昭和の漫画に囲まれて夢のよう

(その7)
「小林文庫」はネットの黎明期にミステリ書痴たちでにぎわった書評系サイトだ。
〈朝っぱらから朝山蜻一の話をしているような連中〉が、十年以上ぶりに開催した黒いオフ会で交わされる意味不明のやりとりを潜入レポート!
「二十九人の刺客」

(その8)
ミステリ界の重要人物であり、古書界の神様でもある島崎博さんの古書店回りのお手伝いをしてその買いっぷりの目撃者になる。
ゾクゾクする体験だったが、気がつけばなぜか我々は新所沢のメイドカフェにいた! どうしてこうなった!?
「新古書店とニーソックス」

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メイドさんに古書の話は通じるか!?

(その9)
ドグラ・マグラ対マラソン!
そして、日影丈吉対ヘヴィ・メタル!
この世に異種格闘技は数あれど、こんな組合わせをはたして誰が考えた!? そしてその結果は!?
「異種格闘技四本勝負」

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さあ、どっちが勝ったか予想しよう!

(その10)
その他、アシモフの『黒後家蜘蛛の会』へのオマージュ小説「黒函紙魚の会」、
コレクションで復興支援のお手伝い「本の力」、
カナダの古書店の地下に迷い込んだ探偵の危機「♪ミステリ・フロム・カナーダ」など、
魅惑の28エピソード! 
巻頭にはカラー口絵、そしてもちろん今回も月報付き。

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当たり前だが、カナダにも古書店はあるのだ!


(その11)
これまでのシリーズ三冊を単行本で買ってくれた方にはお愉しみも!
四冊まとめて棚に並べると……あら、とある遊びが発見できるかも。
ということで、どうぞよろしく!

(その12)
5月にキクニ関連のイベントが二つ開催されます。
こちらに本を持って来ていただければ、サインをさせていただきます。ぜひおいでませ!

(1)トークショー
   阿佐ヶ谷ロフト 5月18日(日)13時〜
   詳細は http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/date/2014/05/18

(2)「マサ拓Z」ライブ
   八王子 LiveBar X.Y.Z.→A 5月24日(土)19時半〜
   詳細は http://www.livebarxyz.com/schedule/2014/05/z.html
posted by kikuni at 23:12 | 日記

2014年03月15日

くりのこと

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3月13日、深夜、くり丸がこの世にお別れしました。
13歳と5ヶ月。
もうちょっと生きていてもおかしくなかった年齢です。

二ヶ月前までは本当に元気でした。
なので、異常な吐き方をしたくりを病院に連れて行ったときも、そんな診断をされるなんて思っていませんでした。

血液のガンでした。悪腫が血に乗って回るため転移が早く、すでに心臓など三つの部位が犯されていました。
治療も楽にする方法もない。
余命は長くて三ヶ月。早ければ明日かもしれない。
抱っこや散歩も、血管を破裂させる恐れがあるのでしないほうがいい。

言葉がありませんでした。
やはりかのを胃の腫瘍で亡くしているので、コイツだけは寿命まで生きさせるんだと願っていたのに。

呆然とした気持ちで、別室で点滴を受けているくりを見舞いに行ったら、吠えて抗議されました。
ここはイヤだ、早く連れて帰ってくれと。
その態度はとても病人には見えませんでした。まして明日の命かもしれないなんて。

その夜、由香ちゃんと話し合いました。
死期が判っているのは幸せなことだと考えよう。

かのの病気は治ると思われたので、三度の手術をしてしまった。
そのあげく、夜の病室で一人で死なせてしまった。
だからコイツは、家で、僕らと一緒にいるときに、そのときをむかえさせるのだ、と。

それからは甘やかし放題でした。
くりには皮膚のアレルギーがあったので、これまで食事の制限を受けており、この十年間ずっと一種類の療法食しか与えてなかったのですが、欲しがるものはなんでも食べさせました。
金時への教育に悪いので、ヤツの目を盗んで与えていたら、そのうちに金時の散歩を心待ちにするようになりました。アイツがいないときは好き放題食べられるからと。

それから、週に一度、立てなくなるときがありました。
体内のどこかの血管が破裂して、一時的にめまいの状態になるのです。
でもじっとしていれば、やがて回復します。
するとまた、いつものくりに戻るのです。

一週間前に、その状態から戻らなくなりました。
寝たきりで、もう食事もできない。
でも、おむつがイヤで、おしっこのときだけは、立とうとするので、腰を補助して庭でさせていました。さすがにそのときが近いことが判りました。

水曜、アシの西川君がやってきました。
前回の仕事のときからの変わりように言葉をなくしていました。

三人の真ん中にくりのベッドを置いての仕事。
かわりばんこにくりの状態を確認。
欲しそうなら補助具で水を飲ませたり、身体の向きを変えてやったり。

深夜二時。
仕事を中断して、寝る時間になりました。
僕はいつものように寝袋に入って、くりの横に寝転びます。
そのとき、くりがビクンとしました。

三人が見守る中での最期でした。

くりがそのときを選んでくれたかのようでした。
だってこの夜は、いつもはいない西川君までがいます。
そして数分後には、彼は寝室に、由香ちゃんはお風呂に入ってるはずだったのですから。

葬儀は雨の中でした。
金時にもくりとのお別れをさせてやりました。
二年前のくりに、かのとそうさせてやったように。
「あのときも雨でしたね」と西川君。
そうだったっけ。

この一ヶ月間、くりは散歩に行かず、ウチの庭の同じ場所でおしっこをしていました。
この雨はその痕跡をも流してしまうでしょう。
もう少し残しておいてくれても良かったのに。
でもこれもまた、くりのお別れの言葉だと思うことにしました。

平和主義者だったくり。
オスなのにドッグランに行くとなぜかオスにもてまくり、困り果てた末には、いつもかのに彼らを蹴散らしてもらっていたくり。
元気すぎる金時が苦手だったけれど、散歩中に見えなくなると急いで追っていたくり。
感情が全部、口の形にあらわれ、嬉しいときは口角が上に90度曲がったり。

想い出はつきません。
でも、悲しんでばかりもいられません。
多頭飼いの愉しみを知ってしまった今は、一匹では足りません。
僕らだけでなく、金時も相棒を捜していますしね。
お別れの次には、出会いが待っています。

TwitterやFB、メールなどで暖かいコメントをお寄せくださったみなさん、どうもありがとうございました。
僕と由香ちゃんは元気です。
金時は事情が判らず、ちょっと寂しそうですが、すぐに新しい相棒に出会えることでしょう。

そしてかのへ。
あっちでもくりをよろしく。

くりかのコンビは我が家にやってきてから、ずっと年賀状のモデルとして活躍してくれました。

ということで、パソの中で見つかった画像をいくつかアップ。

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05年。お笑いコンビ「オールくり丸かの子」

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08年。間違い探し。「よし」と言うまで、じっとしていてくれる彼らは、こういうときに重宝しました。

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09年。前年は大河ドラマで宮アあおいちゃんが大ブレーク。ということで02年、映画『害虫』で彼女と共演していたくりの画像を映画のシーンから拝借。
posted by kikuni at 13:07 | 日記

2013年12月25日

新連載とイベント二つ

年末進行でアタフタしているうちに、もうこんな季節。

今頃ではありますが「マサ拓Z」ワンマンに来ていただいた方、どうもありがとうございました。

念願の「人間なんて」ができて、とても楽しかったです。
あの曲の理想とする6時間バージョンは無理でしたが、
20分ぐらいできたので満足です。
次の機会には、せめて3時間はやりたいかとw

感想はまだまだありますが、次の告知をしなきゃいけないので、それはまた別の機会に。

では告知の一つ目。

その『マサ拓Z』、去年に引き続き、石巻でライブやらせてもらいます。

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反町YUKI哲之主催『東京ゆき祭りin石巻』石巻La-Strada
12月27日(金)
★出演バンド
「LEGACY OF THE SOUL」
吉田"LEO"隆 (Vo / ex.MARINO、THE GLOOVE LINE) 吉永"GOKI"邦春 (G / ex.MARINO、FORT KNOX、VAX POP、尼HALEN)
反町"YUKI"哲之 (B / REACTION、HAMEL)
有島"TOBBY"大介 (Ds /HAMEL、尼HALEN、ex.AUTO-MOD)
青木"あおぷ"彰一 (Key / Secret JOKE Teru's Symphonia ex.STARLESS)

「Gisuke & The STARS'N STRIPES 」
Gisuke (Vo,G /DEVILS、寿限無)
Andy (G / Daske-Yo!)
Maro (B / ex.PHASE)
Kenji (Ds / RIVa、RIVIED、ex.STARS'N STRIPES)

「マサ拓Z」
喜国雅彦 (Vo / 漫画家,大島渚)
反町"YUKI"哲之 (B / REACTION、LEGACY OF THE SOUL、HAMEL)
志村"punky"広司(G / RE-ARISE、HAMEL)
石坂へ〜さん昇平 (G&Cho / VAN-HEYSAN、尼HALEN)
KoREDS (Ds / AURA、HeavensDust)
渋谷有希子 (Key / Paul Position、LADY ANGEL107)
Mako♪ (Sax / HAMEL)

「スーさんとドライブ」
相澤 Kazumasa (B / 宮城ヤンマー)
遠山 Hiroshi (G)
我妻 Hideki (G / ex.air groove)
佐竹 Norio ジャン@坊 (Ds / ex.サスガイヤー)
菊地 Kenichi (Vo / ex.woodstock、ex.ピカデリー・サーカス、ex.エレキング)


詳細はこちら http://www.la-strada.jp/

ナニがアレしてカニするこんな時期ですが、どうぞよろしく。


で、二つ目。

正月そうそう、こんなイベントに出演させていただきます。

LEGEND OF ROCK NEW YEAR SPECIAL'14
supported by TROOPER
1/3(金)渋谷duo

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白蛇海賊団(asWHITESNAKE)とAD/CD(asAC/DC)のライブに加えて、
僕は増田勇一さんコンク勝二さんと2014年のメタルシーンについて、トークさせてもらいます。
そして、このイベントの最大の特色は、なんとあのアイアン・メイデンビールが飲めること!(もちろんボトルはお持ち帰りオッケーよ)

おせちに飽きた、メタル者は渋谷duoに集合!!

ちうことで、以下、主催者の記事をコピペ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

お待たせいたしました。1/3(金)@渋谷duoの詳細を発表いたします。この日は史上初の企画も実施しますので、ご来場頂けた全てのお客様のお名前が音専誌に掲載されちゃうかも?ご期待下さい。

IRON MAIDEN'S BEER:TROOPERのボトル&樽生のこの日、この会場だけの特別限定販売に続きSPECIALなSHOWをお届け!

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何とROCKOMANGAの著者である喜国雅彦先生、
元BURRN!副編集長の増田勇一さんをゲストに迎え、野音でもお馴染みのコンク勝二さんの進行によるSPECIAL TALK SHOWをた〜っぷりと皆様にお届けいたします。
「2014年のHR/HMシーンはこうなって欲しいですよねぇ〜!」「あのミュージシャンって実はこんな人なんだよ!」「あの時のステージは実はこんな事があったんだよ!」何て話が聞けちゃうかもしれません。

そして、勿論TRIBUTE SHOWもSPECIALならではの、ロングセットでのパフォーマンスをお届けいたします。
WHITESNAKEの初期を彷彿させる今回初登場の白蛇海賊団 as WHITESNAKE!そして、今月で結成40周年のAC/DCのTRIBUTE BAND、AD/CD。2バンドとも新春スペシャルに相応しいラインナップです。

初のお正月三が日に実施する新春スペシャルですが、そろそろ外出したくなる時期でもある1/3(金)、是非ともROCKIN' NEW YEARをLEGEND OF ROCK NEW YEAR SPECIAL'14 supported by TROOPER でお迎え頂けますと幸いです。

皆様のご来場心よりお待ちしております。

日程:2014年1月3日(金)
会場:渋谷 duo MUSICEXCHANGE
時間:15:00開場 16:00開演
LIVE:白蛇海賊団 as WHITESNAKE/AD/CD as AC/DC
TALK LIVE:喜国雅彦氏/増田勇一氏
MC:コンク勝二氏
料金:前売り¥3500 当日¥4000 共に1drink 別
問い合わせ:渋谷 duo MUSICEXCHANGE 03-5459-8716
チケット:渋谷 duo MUSICEXCHANGE
http://www.duomusicexchange.com/ticket/index.html
※ご贔屓のバンドのある方はバンドから直接ご購入下さい

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

以上、コピペ終了。
おせちに飽きたメタル者は、渋谷duoに集合だー!

そして三つ目。
ある意味、これが一番大事というか。
いや、告知に貴賤はないのだけど、本業のお知らせなもので。

1月4日売りのビッグコミック・オリジナル(新年2号)よりキクニの連載が始まります。
『冷馬記(ひやうまき)』原作・山上たつひこ/作画・喜国雅彦 

131225-4.jpg


なんと、あの山上先生と組ませていただきます。
一年ぶりの小学館、そして初めてのBCオリジナル。
いやがおうにも、燃えざるをえません。

買って! なんて言いません。
立ち読みでもいいので、よろしかったら、ごらんください。
posted by kikuni at 19:31 | 日記

2013年11月09日

「マサ拓Z」紹介(最後)へ〜さんとゆっこ


「マサ拓Z」ワンマン、いよいよ明日です。
http://tinyurl.com/ny8bx3a
そして  X.Y.Z.→A 常連の方へ。
明日は日曜なので、始まりがいつもよりちょい早めになっています。ご注意を。

ということで、「マサ拓Z」メンバー、最後の二人の紹介です。

ギター、ベース、ドラム、の三点セットが決まった段階で、いつでもバンドは始められます。
ですが、フォークの場合、もう一点ポイントがあります。
ボーカルが「ギターを持つかどうか」です。

YUKIに問われました。
「キクニさん、ギターを持つの?」
「絶対に持ちません。持ってたまるか。死んでも持たん!」

そりゃね、もし僕が高校生で、同級生とバンドをやろうっていうなら、ギターも持ちますよ。
高松市の質屋でオヤジに買ってもらった五千円のフォークギターで、拓郎さんを練習したこともありますから。

でもね、プロを従えてそんなこと出来るワケがありません。
二分の一世紀以上生きていると判ります。自分にできるかできないか? どれが失礼で何が無礼か、ってことはね。

ちゅうことで、もう一人サイドギタリストが加わることになりました。
しばらくしてYUKIから「谷村新司の顔真似ができるへ〜さんが参加。よろしく」とのメール。

谷村新司の顔真似……。
まあ、フォーク繋がりで、いつか役に立つ技かもしれないけれど……。

ちょいと、いぶかしげな気持ちで検索してみました。
すると……。

彼は、VAN HEYSANなるVAN HALENのカバーバンドをやっていました。
そしてそのメンバーをみてビックリ。ドラムは、なんとあの、マッド大内さんではないですか!
そうマッドさんですよ。僕らの年代からすれば「あのアンセムの!!!!」と感嘆符が三つもつくほどの。
しかも、しかも……
ええっ、へ〜さんの担当はボーカル!?

ギタリストじゃなくてボーカル!? 
しかもヴァン・ヘイレンの!?

ぼ、僕の立場は?
ひ、ひょっとして、早くもボーカルチェンジ!?
一回も練習してないのに!?
まあ、いいけど。高校時代にみたいに、僕はチラシやらチケットやらを作る係になってもね。

でもへ〜さんはそんな人ではありませんでした。
いっつも笑顔で「私なんか、とてもとても。ええ、ええ、ギター弾かせてくれてありがとうございます〜」というキャラの人だったのです。

で、僕の立場は奪われなかったのですが、逆に考えたらすごいことですよ、これは。
だってねえ、普段ヴァン・ヘイレン歌ってる人が、コーラスしてくれるんですよ。
これはなんとも心強いじゃありませんか。
しかもね、
「私は音符は読めませんが、耳で聴いた音は絶対に外しません」と言うだけあって、
ここで、この声が欲しい、というところで、気持ちよ〜〜〜〜〜く入ってきてくれるんです。

ということでVAN HEYSANの映像はこちら。



カメラの位置のせいで、マッドさんはあんまり映っていませんでしたが、もう一人気になる人がいましたね。

ギターの人じゃありませんよ。はい、あのおもろいパンツの、ギターメチャうまだけど、いい味を出してるケンタローさんのことではありません。

僕が言ってるのは、最初に映る短パンのセクシーなおねえさんのことです。
彼女の名前は渋谷有希子、通称ゆっこ。
はい、ウチのキーボードやってくれてます。

でね、へ〜さんの本業がボーカルなように、彼女の本職はベーシスト。
僕が知る限りでは百ぐらいのユニットに参加している彼女ですが、主たる戦場は、あの44MAGNUMのPAULさんがリーダーのPAUL POSITIONというバンド。
そして、そのPAUL POSITIONのツアーでは、つい先頃、
ボーカル・PAUL、ギター・高崎晃、キーボード・ジョージ紫というメンツで、彼女がベースを弾いたんです。
もうね、彼女にひれ伏したいくらいですよ。
というか、そんなことがなくてもひれ伏したいですけどね。

ということで、そのときの映像はこちら





てね、そんなものがアップされてるワケありません。
しかもゆっこに「そのとき楽屋で撮った写真見せろ」と言ったら
「撮り忘れた」とか言うし。

もうね、これだから若い子は。
コトの重要性が判ってないっちゅか。

でもね、マサ拓では重要な立場にいます。

誰かが「楽譜が欲しい」と言えば、その場でサラサラと書くし、
YUKIが自分で書いておきながら「読めねえ」という譜面を、代わりに解読したり、
もうね、バンドの宝石箱や〜〜。

言い方を変えれば、表向きのバンマスYUKI、に対して裏のバンマス。
つまり「裏バン」というヤツ。
昨夜の最終リハもバシバシとみんなに指示を出していました。

というわけで、これら6人と、僕を足しての7人編成による吉田拓郎カバーの初ワンマンです。
どうかよろしくっ!

お店の行き方が判らない人は以下の映像を参考にしてください。
八王子駅からお店までの道順が歌になっています。

そしてここで2番を歌っているのが、わがへ〜さん。
あのさっきの映像にも出てた、いい味わいのギタリストさんも登場しています。



では明日! お待ちしていますっ!


posted by kikuni at 12:59 | 日記

2013年11月07日

「マサ拓Z」紹介(その3)PUNKYとMAKO♪ちゃん


YUKIにベーシスト&バンマスを依頼したときに、すぐにギタリストは決まりました。

離れた席にいた男を呼び、
「おーい、パンキー、拓郎やるぞー」
「おおー、やろうやろう」
で決定。

いつも思います。どうしてバンドの人って、決断が早いんだろうと。
僕なんてナニをやるにしろ、失敗のリスクを考えてからでないと動けないのに。

パンちゃんは元東京X-RAYのギタリスト。あのブリザードのランさんと一緒にコンビを組んでいた時代もあります。
そして今はRE-ARISEというハードロックバンドに在籍。なんと50歳を越えて、昨年クラウン徳間ミュージックからメジャーデビュー(パンちゃんは再デビュー)もしました。

そのPVはこちら。



いやあ、いいなあ、大人のロック!
今の時代に逆らうかのように14分の曲とかあるからねw
実力派揃いなので、演奏は完璧なのですが、ライブだとさらに迫力が増します。
嘘だと思った方、18日にワンマンがあるのでぜひどうぞ!

http://ws-tokyo.com/?p=10416

パンちゃんはベースのYUKIとはHAMELというプログレバンドをやっています。
名前からも判るとおりCAMELのトリビュート、つまりテクニックがないとどうしようもないこと、をやっているワケです。

YUKIも映っているHAMELの映像はこちら。




ね、ね、すごいでしょ。
僕は、こんな二人と一緒にやっているんです。
パンちゃんとは家が近いこともあって、一緒に遊んだりもします。その流れで、フォークユニットを組み、先月には初ステージにも立ちました。
「ゆくゆくはカバーだけでなく、オリジナル曲もやろう」とパンちゃんが言えば
「やるやる。詩はまかせて」と僕。
彼らに会ってから、僕の決断もちょっとだけ早くなったようです。

で、ちょうどいいことに、上の映像にはサックスの女性(黒い帽子)が映っているのですが、実は彼女もマサ拓のメンバーです。

MAKO♪ちゃん


かつて僕は大島渚というバンドをやっていたので「将来、またバンドをやることはあるかもしれない」とは思っていました。
でもまさかそこに「サックスが加わっている」なんて嬉しい誤算があろうとは!!

彼女は、ステージでは僕の横に立つことが多いので、真横からその音が聞こえます。
で、その都度、背中を押されます。
もっと声を出さないと、ボロ負けだぞ、と。

というワケで、YUKIに声をかけた数分後に、バンドとしての最低限の形は整いました。
「キクニさん、何の曲やる?」
「YUKIにおまかせ」
「そりゃ、絶対に「マークU」は外せないでしょ」
「おお、俺も「マークUやりたい!」」
パンちゃんが相づちをうちます。
気づけば、横で、もう一人でかい男が「いいね、いいね」と同意しています。

YUKIやパンちゃんとHAMELをやっている、ドラマーのTOBBYです。
「キクニさーん、俺だけ仲間外れってことはないでしょ。えー俺も入れてくださいよ!」
「いや、いや、コレッズいるし、ドラマーは二人要らんから」
「やりたいなー」
「いやいや、あかんから」

余談だが、やがてこの同い年の二人のドラマーは同じイベントで続いて叩くことになる。
チェンジのとき、おもいきり椅子の高さを変えてww

てなわけで、念願の「マークU」の初披露もある「マサ拓Z」初ワンマンにどうぞ!
Live Bar X.Y.Z.→A 2013年 11月10日(日)
詳細はこちら http://tinyurl.com/ny8bx3a
posted by kikuni at 13:31 | 日記